コロナ禍のいま、人生で最も運動している話。
コロナで外出の機会が減り、運動不足、コロナ太り・・・といった話がよく聞かれますね。こんなに体を動かさないのはヤバい!と、一念発起した方々もいらっしゃるようで、「数ヶ月前から運動を始めて10キロ痩せました!」「パーソナルトレーニングを始めた!」といった投稿をSNSでちらほら見かけるように。
かくいう私も、今、人生でいちばん運動をしています。子どものころからインドアで、スポーツはするのも観るのも興味なし。お腹まわりなど、それなりに気にはなるので、運動ではなく炭水化物を控えてみたりと、基本食事でどうにかしようと試みてきました。(体を動かすという選択肢がない)
糖質制限については、ビフォーアフターの激しいダイエットもののコミックエッセイを読んで、影響を受け、数か月、MEC食(肉、卵、チーズを食べる)にチャレンジ。友だちと一緒に始めたのですが、友だちはどんどんやせていくのに、私は数日で停滞・・・。たいして変化なくやめてしまいました。
その後、友だちのススメで、遺伝子検査を受けたところ、なんと、私は、糖質制限はあまり意味のない体質だということが判明。(実はそういう人は結構多いらしいです)
検査では、お肉や乳製品を控えろ、と出る場合もあるらしく、好きなものがNGだったらどうしようと、ドキドキして結果を待ったのですが、まさかのなんでも食べてOKなタイプ! 糖質や脂質が太る原因になるリスクは低く、脂肪がつきにくい一方、筋肉もつきにくいので、肉を食べて運動して寝なさい、食事制限はむしろ逆効果、今太っているのは、ただの運動不足です、と一刀両断。結果報告のサイトには、ナマケモノのイラストが表示されていました。
私がやるべきことは、食事制限ではなく筋トレとのこと。その後、提携しているさまざまなジムを飛び込みで使用できるアプリを見つけ、登録。週1、2回、ホットヨガや暗闇エクササイズなどのきつめのレッスンを受けて、汗だくになったりしましたが、週に1時間くらい体を動かすだけでは、体には何の変化もなし。(そもそも筋トレではなく有酸素運動でした)
筋トレをやってみたいけど、パーソナルトレーニングは高いしなあ・・・と思っていたら、今年に入って、近所に通い放題のピラティスのスタジオができることに。1回30分のマシンピラティスなのですが、2月のオープンから週に3~4回は通い、5カ月近く経過しました。
ピラティスは、コアの筋肉を鍛えるそうなのですが、常に腹筋を意識して体を動かします。腹筋を入れたまま、手足を動かすのがなかなかむずかしく、姿勢も大事なので、集中して一個一個の動作を丁寧に繰り返します。
初めに訪れた変化は、「駅の階段で息切れしない」でした。ふと気づいたら、「あれ?私、息切れしてないね?」と。おばあちゃんかっていうエピソードですが、本当に運動に無関心だったのでしょうがない。
また、感動してめちゃくちゃ友だちに言いまくったのが、「便秘が著しく解消された!」ということ。葉野菜をいっぱい食べるなど、これまで食事で便秘をどうにかしようとしてきましたが、食事は一切変えていません。便秘の原因は腹筋がなさすぎたからだったようです。腹筋が弱いと、腸のぜん動運動が弱まってしまうのだそう。女性は筋力が弱いと思いますので、便秘に悩む女性の多くは、実は腹筋力不足かもしれません。「ピラティスで便秘が治った!」と女友達に言うと、それまでピラティスに興味のなかった友人も前のめりになっていました。便秘に悩む女性はぜひ一度腹筋を意識してみてほしいです。
こうやって徐々に体に変化が出始めると、運動自体にも興味を持ち始め、インスタのダイエットアカウントをフォローするように。chii158cmさんなど、ビフォーアフターがはげしめな投稿を見て、やる気を刺激。
ピラティス開始から、3か月くらい経過すると、スタジオの鏡に映る下半身がちょっとスッキリして見えるようなりました。インストラクターの方に話すと、「スッキリしましたよ、自分でわかるって結構な変化ですよ」とのこと。
こうなってくるとがぜんやる気が出て、区でやってる運動教室で行けそうなところはないか探してみたり、さまざまなジムのレッスンに参加できるアプリを再び開いてみたり。これがいわゆる、「筋肉は裏切らない」と多くの人が筋トレにハマるやつだな・・・と実感。
何より、1回30分で、直前でも予約ができ、動ける格好で行けば、着替える必要もなく、歩いて5分。週に1回、終わった後に無気力になるくらい激しいレッスンを受けるより、2日に1回でもコツコツ続ける方が、結果が出るようです。
コツコツとか、積み重ねとか、習慣化、といったことが苦手でしたが、ちょっと克服した気がするのもうれしい。取り組みやすい環境が整っていて、結果がついてきたからですね。
気になっていたお腹まわりもかなりスッキリしてきて、お腹の肉って落ちるんだ・・・とひそかに感動。
スタジオで流れている音楽がK-POPだったらもっと頑張れると思い、トレーナーさんとの話の流れで、K-POPを流してください、とリクエスト。今日もこれから行ってきます!
(編集部 杉浦)
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