「宿題」というワードを出した途端、機嫌が悪くなる…。
こんにちは!
いつもご覧いただきありがとうございます。
大阪府枚方市、ひらパーの近くにある個性ある子の個別指導塾フォレスト個別指導塾枚方校の西川です。
(発達障害、学習障害、不登校、グレーゾーンの児童生徒さんも大歓迎です!)
「宿題をやらせるのが大変です…。」というお悩みを多く聞きます。
毎日、毎日、「宿題やった?」と確認しないといけない…。
「宿題」というワードを出した途端、機嫌が悪くなる…。
そんな様子の子どもを見ると、親御さんもイライラしてしまいますよね。
ではなぜ、宿題に取りかかれないのでしょうか?
勉強や宿題が苦手なお子さんは、負のループに陥っていることが多くあります。
実は、これには発達障害の子どもの脳の特性が影響しているかもしれません。
なかでも注意欠如多動性障害(ADHD)の子どもが宿題に取り組めないというときの理由の1つに「宿題が嫌なことのエピソードとして記憶に残っている」という場合があります。
宿題をするときに、親御さんに怒られながらやった~とか、すごく時間がかかった!めんどくさかった…など
のエピソードがあると、「宿題=嫌なこと」として記憶されます。
だから、「宿題」と聞いただけで機嫌が悪くなったりするのです。
そこで無理やりやらせても、さらにやる気がなくなりもっとやらなくなってしまいます。
わからないからやらない、やらないからできない、そしてさらにわからなくなって自信をなくす…
という負のループに陥ってしまうんですね…。
さらに学校での勉強も苦痛になると、行き渋りの原因にもなります。
特にADHDの子どもは傷つきやすくて、嫌な記憶を自分の中にため込んでしまいます。
自分に向けられた親御さんの怒った声などはストレスとしてため込んで
「勉強=嫌なこと」と記憶されてしまうのです…!
そんな宿題嫌いのADHDキッズがイライラしないで取り掛かるようになるためにまずやって欲しいことがあります‼
それは、子どもを観察することです!
宿題の量やレベルがお子さんにあっているか観察して欲しいのです。
よく観察したうえで宿題の質をお子さん本人がわかるところまで下げてみるとか、学年を遡った学習に取り組んでみるなど試してみてください。
できれば、スラスラ解けるであろうレベルまで下げるといいと思います。
スラスラ解けるから子どもも、「僕、できる!」と思えるんですね。
出だしは周りの子達からだいぶ遅れていて、ママとしては焦る気持ちもあるかもしれませんが、
この「できる!」を毎日毎日積み重ねることと、毎日小さな成功体験を記憶に残してあげること、これが1番大事です
成功体験を作ってあげると、悪い記憶が良い記憶に上書きされ、子どもが自ら勉強するようになります。
それを積み重ねることで、「もっとやりたい‼」とやる気が湧いてくるようになって、気づいたらいつの間にか周りの子に追いついているのです。
スモールステップで続けていくことは、子どもの「宿題=嫌なこと」という意識を変え、一番の成功への近道となるのです。
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