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特別支援学級では内申点は付けてもらえるの?

■学習内容に応じ、指導要領に評定  

内申点は、中学生の学習を評価する5段階の数字「評定」の9教科合計。
中学が高校に送る「調査書」に記載され、高校入試の選抜材料となる。

A中は「評定が付かない」、B中は「評定は付くが通常学級とは数字の意味が異なる」、C中は「通常学級と同じ評定が付く」。

「学校ごとに評定の仕組みが違うのか」「内申点の基となる評定が得られず、高校受験できない恐れがあるのか」

 支援学級の評定の仕組みとは。

「どの学校の支援学級も評定の仕組みは同じ」と説明する。
学校が生徒ごとに必ず作成する書類「指導要録」には、評定が数字で記載される。
同要録は「調査書」の原簿でもあり、「どの生徒も高校受験の機会を得られる」。
通常学級でも支援学級でも学習内容が同じなら、同じ目標や規準の評定になるという。  
ただ、生徒の特性に合わせ、当該学年の学習指導要領とは異なる内容を学ぶケースでは、通常学級とは異なる目標や規準の評定となる。
また生徒と保護者に学びの状況を示す“通信簿”では、子どもの努力を分かりやすく伝えるため、評定を数字でなく文章で表現することもある。  

つまり、A、B、C中の情報は、調査書や指導要録と、“通信簿”の学習評価の示し方が入り交じり、学習内容についても複数のケースが混在していたと考えられそうだ。  

高校受験の調査書には在籍学級を明記する必要はなく、評定も数字が載るのみで個別の目標や規準に基づく内申点であると示す欄もない。

しかし高校関係者によると、所定欄はなくとも、中学が支援学級に在籍したことを備考などとして記すケースもあるという。

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