140字小説 『ちょうどいい人』 #1月の星々(仮②)
僕は映画『定め』のエキストラに応募した。
有名人に会えたらラッキー!なんてミーハー気分で撮影現場に行ってみると
「監督!ちょうどいい人が現れましたよ!」
と小太りの女性が僕の腕を掴んだ。
「うむ…ちょっと寝転がってみてくれ」
言われるがまま地面に横たわる。
「よし、死体役は君でいこう」
…え?
こちらは前回(帰りたいのには訳がある)とゆるめな連作となっております。
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