夢落ち【詩】
夢を見ていた
長い道を 独りきりで歩いてるような
時々 他人とすれ違うけど
誰に声も掛けないまま
どこまで行けばいいのかも分からないで
何かを探していたような そんな気もする
はっきり思い出せたらいいんだけど
どうも上手く捉えてはくれないんだ
朝からずっとだ
意識は朦朧としていて
だけど現実感はあって もう可笑しな気分
愛しい人よ こんな憐れな僕を救って
一筋の糸を垂らして
そこまで引き上げてよ Darlin'
夢を見ていた様なものだと
そんな落ちで終われるなら
胸にしまったままの密やかな感情も
咎められるような破壊的な想像性も
全て解き放ってしまいたいけど
また君に縋って しがみついているんだ
朝からずっとだ
意識は朦朧としていて
だけど虚無感さえも飛んで もうイカれた気分
愛しい人よ このひとり芝居を笑って
明日に備えて寝ようとしないで
もっと話をしようよ Darlin'