白い休日
白い休日
何も無い休日
どこへ行っても付き纏ってくる
平日の怨霊を
振り払うエクソシストを
雇うお金も無くて
ただ白に興じる
休日の喧騒が
耳から耳へと通り過ぎ
口ずさむ
サビしかわからない
流行りの曲も
立ち上がる動力にしかならなかった
食事は買いに行くしかなく
出掛けた売店には
白に覆われた顔の人達が並ぶ
目力だけが頼りのフィーリングで
伝えきれない想いだけが
黒く残ってしまう
そしてまた
白に興じる
そんな休日
何も無い休日
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