セルフ・メンタルコーチング(その5) 継続の秘訣:記録をつける
よい習慣を継続するために、記録をつけることは効果的です。
ランニングを始めたとき、私はさっそく記録をつけ始めました。小さなノートを用意し、日付、走ったコースと距離、タイム、感想などをメモしました。はじめのうちは単に記録することが目的でしたが、ページが進むにつれ、白紙のページに記録を積み重ねることがモチベーションになっていることに気付きました。
当然ながら、同じ距離でもタイムが徐々に縮まってきます。そうすると、それが自信につながり、さらなる目標も生まれます。目標を先に書き、その達成実績を書き込むことも楽しみになります。達成できなくても、少しでも成長できていれば満足です。競技のためではなく、健康のために走っているのですから。
最近では、便利なスマホアプリもあります。カレンダー形式で、○✕形式や数値記入形式で記録をつけることができるようになっています。複数の目標を並行して記録することもできるので、便利です。
ダイエットに取り組んでいる人には、毎日決まったタイミング(起床時、夕食前、就寝前など)で体重を測って記録することをお勧めします。特に運動や食事制限をしなくても、毎日測るだけで効果があります。数百グラムでの変動には一喜一憂せず、長期トレンドで見ることがポイントです。上がったり下がったりしながらも、ロングタームでは下がり基調にあれば、知らず知らずのうちに間食を控えたり、腹八分目を意識したりできるので、減量効果があります。
体重計も進化していて、測った数値をスマホに転送できる機種もあります。これだと、スマホがグラフを表示してくれるので、一目瞭然です。
大切なのは、「毎日」とか「毎週」に拘らないことです。
たまにサボってしまっても自分を責めず、またやり直してそこから続ければよいのです。
あくまでも「無理せず楽しく自分らしく」、記録をつけることも楽しみながら、これが私の継続法の2番目です。
次回は「発信する」ということについて書いてみたいと思います。
どうぞお楽しみに!
株式会社F&Lアソシエイツ
代表取締役 大竹哲郎
https://www.fl-a.co.jp/
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