詩〜fairy-tale forest〜御伽の森
緑の森の木陰で午睡するAliceか
プリンスのキスまで起きないSnow whiteか
風が揺らす葉の音と
飛び回る小鳥の囀りは心地良く
木漏れ日は瞼を透かし光を感じる
胸に読みかけの本を抱え
夢の中はdrink meやeat meの小さな冒険
穴に落ちたのは兎かAliceか
林檎を食べたのはSnow whiteか
確かなのは
木登り猫が笑っても
プリンスがキスをしようとも
そんな事では目覚めないという事
自分の好きに寝て
自分の好きに目覚める
穴には落ちず、怪しい林檎を食べない
自分の意思でしっかり歩いて
七人のはしゃぐ小人や
お婆さんに化けた狼には騙されない
fairy-tale forest