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問題を解決したら次の問題が顔を出す


2025年1月29日(水)朝の6:00になりました。

フルマラソンが、着々と近づいてきました。

どうも、高倉大希です。




目の前の問題を解決したら、次の問題が顔を出します。

次の問題を解決したら、また次の問題が顔を出します。


もはや、自分たちで問題を生み出しているんじゃないか。

際限なく続くのなら、解決しても仕方がないんじゃないか。


そんなふうに、思っていたこともありました。

問題がある状態を、悪だと捉えていたわけです。


いつか「何の問題もない状態」に到達できるのではないかという幻想を抱いているからだ。その結果、目の前の具体的な問題ではなく、「問題がある」こと自体が問題であると感じられ、二重に苦しまなくてはならない。

オリバー・バークマン(2022)「限りある時間の使い方」かんき出版


問題を連れてくるのは、いつだって理想です。

理想と現状の間に、問題が生まれます。


理想を抱き続ける限り、問題はあってしかるべきものです。

善し悪しの話ではなく、ただそこにあるのです。


川辺に石が転がっていることを、嘆いても仕方がありません。

夜に空が暗くなることを、嘆いても仕方がありません。


世の中にある「問題かもしれない」と言われていることのほとんどは、実はビジネス・研究上で本当に取り組む必要のある問題ではない。

安宅和人(2018)「イシューよりはじめよ」英治出版


ただ、しらみ潰しに解決しても骨が折れてしまいます。

効率的でインパクトのある解決策を、つねづね探さなければなりません。


チョコレート屋さんの数を増やして、売上を伸ばすのは大変です。

ところが、バレンタインデーを発明すれば一気に売上を伸ばせます。


腕を組んで考えれば、みつかるわけでもありません。

普段の生活を送りながら、考え続けることが大切です。


「考える」っていうのは、耳を澄ますこと、研ぎ澄ますこと。だから、考えている間中、その人は考えていない人と同じように行動してていい。いろんなことをして、いろんなものを見て、いろんなことを感じて、いろんな思いがよぎる。ただ違うのは一点、「あ、これだ!」という声にその人は耳を澄ましてる。

野矢茂樹(2004)「はじめて考えるときのように」PHP研究所


くり返しになりますが、問題はただそこにあるものです。

自分が勝手に、解決しなきゃいけないと思い込んでいるだけです。


すべての問題を、解決することなどできません。

解決する必要も、ありません。


つかえる時間には、限りがあります。

どの問題を解決するかを、選択するのは自分です。






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高倉大希
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