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車の鍵とカメラを持って外に出る


2025年3月3日(月)朝の6:00になりました。

労働者の権利を駆使した3連休も、気がつけば最終日です。

どうも、高倉大希です。




どちらかというとインドアですが、引き篭もるのは苦手です。

1日に1回は外に出ないと、気分が悪くなってしまいます。


めんどくさくてもシャワーを浴びて、かったるくても服を着替えて。

どうにかこうにか、外に出ます。


最近は車を買ったおかげで、随分と遠くまで行けるようになりました。

部屋の片付けをほっぽりだして、あちらこちらへと出向いています。


私は漫画家の岡崎京子さんよ言葉を思い出した。「ごらん、窓の外を。全てのことが起こりうるのを。」自分も部屋にこもりっぱなしではいけない。

穂村弘(2023)「蛸足ノート」中央公論新社


車の鍵とカメラを持って、玄関の扉を開きます。

それ以外の荷物は、できるだけ何も持ちません。


進む方角だけ決めて、とりあえず走り出してみます。

そうすると、自動的に知らないものに出会えます。


こんなところにこんなものがあったんだ、とか。

よく通る道なのにまったく気づいていなかった、とか。


あなたが撮る写真は、あなたが生きている間に見つめたもの、愛したもの、大切に思ったものだ、ということを再認識してください。言葉がすべて過去形になってしまうのは、シャッターを押した瞬間に写真はすべて過去の記録になるからです。

ワタナベアニ(2024)「カメラは、撮る人を写しているんだ。」ダイヤモンド社


先日は、友人が遊びに来ていたのでふたりで外に出かけました。

誰かと一緒じゃなかったら、行けない場所があるわけです。


ひとりで行くことができる場所は、年月と共に増えました。

それでもやはり、尻込みしてしまうような場所がまだまだたくさんあるわけです。


同行者というお守りを握りしめ、強気でそんな場所へと向かいます。

1回行くことができたなら、2回目以降はこちらのものです。


旅は読書以上の師だ。旅は多くのものを吸収するが、ぼくにとってはむしろ吐き出す行為だ。つまり空っぽになれるのだ。荷物いっぱいの日常を抱えて出掛けるが、その全部を捨てて帰ってくる。

横尾忠則(2018)「アホになる修行」イースト・プレス


行っても、いいのかな。

そんな不安を抱く場所は、だいたい行っても大丈夫です。


こんなところまで、行けるのかな。

そんな不安を抱く場所は、だいたい行くことができます。


行こうと思えば、どこにだって行けます。

行けないとしたら、勝手にそう思い込んでいるだけです。







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高倉大希
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