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旅立ちと言えば聞こえはいいが
2025年2月11日(火)朝の6:00になりました。
極端に前を向いているときは、決まってあんまりよくないものです。
どうも、高倉大希です。
将来は、こんなことがしたい。
将来は、こんなふうになりたい。
そんな将来のイメージは、いまの自分が描きます。
いまの自分が想像できる範囲の中からしか、選ぶことができません。
じゃあ、いまの自分が想像できることって一体どんなもんなんじゃい。
そう考えると、それはもうびっくりするくらいに大したことがないわけです。
「強い/弱い」「善い/悪い」「有る/無い」、すべて、縁しだいで、どんどんかわっていく。自分の「かわらない本質」は成立しない。つまり、不変の「個性」、不変の「性格」、不変の「アイデンティティ」は、ありえないのだ。
たったの数十年しか、生きていません。
人生100年だなんて、言われるような時代です。
数十年しか生きていない人間が、想像できることなんてたかが知れています。
雀の涙をかき集めながら、うんうんと頭を悩ませているわけです。
これは決して馬鹿にしているわけでも、軽んじているわけでもありません。
事実として、そうなのです。
30歳、40歳になったら20歳のころと考えが違うのは当然だし、50歳、60歳になってもまた変わってくる。同じ自分を維持しながら、昔の過ちを少しずつ正していく。それが老いるということです。
いまの自分が、想像もしなかった出会いの先に。
いまの自分が、考えもしなかった進路の先に。
まだ見ぬ価値が、眠っている可能性が非常に高い。
言い換えるなら、そういうことです。
そんな変化のきっかけが、旅立ちなのだろうなと思います。
何も想像どおりの未来に進むことが、是だとも限らないわけです。
現代の小説では、ものすごい偶然でこんなにおもしろいことがあった、というようなことは書けないのですね。なんとなくちゃんとみんなが納得できるように書く。しかし、実際はおもしろい偶然というのが多いんですよ。
将来も、こんなにしんどいままなのか。
将来も、こんなにつまらないままなのか。
そんな将来のイメージは、いまの自分が描きます。
いまの自分が想像できる範囲の中からしか、選ぶことができません。
じゃあ、いまの自分が想像できることって一体どんなもんなんじゃい。
そう考えると、それはもうびっくりするくらいに大したことがないわけです。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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