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『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、そりゃあ賛否両論あるよなという映画でした


2024年10月15日(火)朝の6:00になりました。

有給休暇を駆使して生み出した5連休も、あっという間に最終日です。

どうも、高倉大希です。




これを撮ろうと、言い出した人がいて。

それを、許可した人がいて。


賛同して、お金を出した人がいて。

オーディションを受けて、合格した人がいて。


よく、公開までたどり着けたな。

映画を観るたびに、いつも感心させられます。


コメディアンを夢見る心優しい青年が、〈ジョーカー〉に変貌していく物語を描き、ヴェネツィア国際映画祭〈金獅子賞〉、アカデミー主演男優賞を獲得、世界興行収入1,500億円を記録した『ジョーカー』(19)—— まさに誰も成しえない社会現象となった前作をも上回る衝撃が待つ、“ジョーカー2”。

映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』オフィシャルサイトより


よく、公開までたどり着けたな。

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』も、そのような映画でした。


『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』


気持ちのよいストーリーかというと、そんなことはありません。

登場人物に心から共感できるかというと、そんなこともありません。


でもそんな作品が、ちゃんと劇場で公開されます。

だから、映画はやめられません。


「生まれて初めて、俺は1人じゃないと思った」。理不尽な世の中の代弁者として時代の寵児となったジョーカー。彼の前に突然現れた謎の女リーとともに、狂乱が世界へ伝播していく。孤独で心優しかった男の暴走の行方とは?

映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』オフィシャルサイトより


基本的に物語というものは、理由がわかるようにつくられます。

なぜこの人物がこの言動をとったのかを、こと細かに説明しようとするわけです。


ところがときどき、全然説明してくれない作品と出会います。

なぜこの人物がこの言動をとったのかが、まったくわからないのです。


つい混乱してしまうのですが、冷静に考えるとそりゃそうだよなと思います。

他者の言動なんて、わからないのがデフォルトです。


約12分間に渡るスタンディングオベーションが贈られた一方で、レビューは賛否両論となっていた。しかしフィリップス監督は想定内だったよう。「この作品を見た人は、とても気に入ってくれるか、つまらないと感じると思います。でも僕は気持ちが分かります。映画はみんなが同じように思うものではないし、もしそうなったら良いものになりません」。

クランクイン「『ジョーカー2』監督、賛否両論は想定内」Yahoo!


ジョーカーはなぜ、あの場面であの発言をしたのだろう。

ハーレイ・クインはなぜ、あの場面であの選択をしたのだろう。


あなたがこの作品を、楽しめるかどうかはわかりません。

だから、べつに薦めるつもりもありません。


でもそんな作品が、ちゃんと劇場で公開されます。

だから、映画はやめられません。







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高倉大希
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