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断ることもまた礼儀


2024年9月26日(木)朝の6:00になりました。

最も好きな事のひとつは、自分で強いと思っているやつに「NO」と断ってやる事だ。

どうも、高倉大希です。




嫌な誘いは、断ります。

遠慮なく、断ります。


なぜなら、自分がそうしてほしいと思うからです。

本当は嫌なのに、無理をして乗ってほしいとは思いません。


どうにも「断る」という行為が、複雑になりすぎている気がします。

本来は、極めてシンプルなコミュニケーションです。


意見が違うのは当たり前で、だからこそ感情の問題にしないで、互いの着地点を見つけるのが対話なんですよね。(中略)対立することが問題なのではなく、対立してからどうするのか、というところが大事なんですけどね。

工藤勇一、鴻上尚史(2022)「学校ってなんだ!日本の教育はなぜ息苦しいのか」講談社


今後の関係性を考慮すると、この誘いには乗っておいた方がいいかもな。

今後の可能性を加味すると、この誘いには乗っておいた方がいいかもな。


そう判断してYESと答えたからには、全力で乗らなければなりません。

YESと答えたくせに、ふてぶてしい態度をとるのはさすがにマナー違反です。


そうなってしまいかねないのなら、はじめからNOと言うのが礼儀です。

断るということは、そんなに悪いことではありません。


妥協は容認だ。私が唯一従っている現代の格言は、ジョージ・サンタヤーナのものだ。「人間は、妥協のない誠意をもって世界を判断してこそ、道徳的に自由といえる」。これは目標ではなく、義務なのである。

ナシーム・ニコラス・タレブ(2017)「反脆弱性 上」ダイヤモンド社


相手を傷つけてしまうかもしれない、とか。

ノリが悪いやつだと思われてしまうかもしれない、とか。


今後も誘われなくなってしまうかもしれない、とか。

行かないと陰口を言われてしまうかもしれない、とか。


複雑だから考えているのではなく、考えているから複雑になります。

断るということは、そんなに難しいことではありません。


「ほかにも価値のある何かを選べたかもしれない」という事実こそが、目の前に意味を与えるのだ。これは人生のあらゆる場面に当てはまる。

オリバー・バークマン(2022)「限りある時間の使い方」かんき出版


そもそも、すべてにYESと言えるような時間なんてありません。

それは、誘ってくれた相手にとっても同じです。


嫌な誘いに乗ることが、お互いにとって最適なのかはよく考えねばなりません。

これは決して、YESの可能性を無視して自我を貫こうという話ではありません。


 YESと決めたら全力で乗る、NOと決めたらスパッと断る。

ただ、それだけの話です。






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高倉大希
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