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どう転んでもおもしろいと思えるか
2024年12月6日(金)朝の6:00になりました。
三年とうげで転んだならば、三年きりしか生きられぬ。
どうも、高倉大希です。
こうなったら、いいな。
そんな理想の実現に向けて計画を立てるわけですが、見事にうまくいきません。
向かったお店は定休日だし、ほしい商品は売り切れです。
だいたいは、そんなものです。
思いどおりにいかないことを、無条件に悪だと決めつけてはなりません。
この世界はべつに、自分のためにできているわけではないのです。
世の中のほうは、私のためにあるわけじゃありません。私たちが生まれてくる以前から世の中は先にあります。私の好き嫌いとは関係なく、すでに世の中は存在している。だったら、とりあえず受け入れるしかありません。それが大前提です。
どう転んでも、おもしろい。
そう思えるか、どうかです。
思いどおりにいかなかったときに、機嫌を損ねてはなりません。
事実は変わりやしないのだから、受け入れるしかないのです。
起こった事実とその解釈は、切り分けることが可能です。
事実はどうにもできないにせよ、解釈は自分次第です。
事実 — ファクトという言葉はもともと「つくられたもの」という意味ですからね。つくるのは誰かと言えばそれにふれた人間でしょう。
目的のお店が定休日だったおかげで、ほかのお店に行くことができます。
目的の商品が売り切れだったおかげで、ほかの商品を買うことができます。
そんな偶然の出会いが、なかったはずの時間を生みます。
そんな偶然の出会いが、新たな可能性を広げます。
だいたいは、偶然です。
あなたがこの文章を読んでいるのも、偶然でしかありません。
現代の小説では、ものすごい偶然でこんなにおもしろいことがあった、というようなことは書けないのですね。なんとなくちゃんとみんなが納得できるように書く。しかし、実際はおもしろい偶然というのが多いんですよ。
この人となら、どう転んでもおもしろい。
一緒にいたいと思うのも、結局はそういう人です。
たとえどちらかが、壁にぶつかって悩むことがあったとしても。
たとえふたりの関係が、ギクシャクすることがあったとしても。
この人となら、どう転んでもおもしろい。
そう思えたら、幸せです。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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