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言葉どもに揉まれながら暮らしてきましたから


2024年11月20日(水)朝の6:00になりました。

どちらかと言うと、無言を好みます。

どうも、高倉大希です。




なにが、プラネタリウムだよ。

なにが、ヨハン・シュトラウスだよ。


なんだか、深い意味があるようなふりをして。

つくり手のドヤ顔が、透けて見えてくるような気がして。


斜に構えた少年は、彼の書く詩が好きにはなれませんでした。

それなのに、ただ生きているというだけで、なぜだか彼と何度も目が合うのです。


ぼくは前々から、「一人でいる時の顔が想像できない人とはつきあいたくない」と、発言しておりました。「孤独」は、前提なのだ。「ひとりぼっち」は、当たり前の人間の姿である。赤ん坊じゃないんだから、誰もあんたのために生きてない。

糸井重里(2000)「Only is not Lonelyについて」ほぼ日


高校生のころに、同級生を亡くした経験があります。

次の日は、みんなが目に大粒の涙を浮かべていました。


ところが時間が経つにつれて、いつもどおりに戻っていきます。

おいしそうにごはんを食べて、たのしそうに笑っています。


それがあまりにも、おそろしくって。

何年も経ったいまでも、忘れることができません。


しぬって、ただここにいんくなるだけのこと?かないくんがいなくなっても、みんないつもとかわらない。みちことあきこも、もうかないくんのことをわすれているみたい。

谷川俊太郎、松本大洋(2014)『かないくん』ほぼ日


詩で食っていくことが、どれほど難しいことなのか。

そのすごさを想像できるようになったのは、大人になってからのことでした。


92歳まで書き続けるということが、どれほど難しいことなのか。

そのすごさを想像できるようになったのは、大人になってからのことでした。


作品は、変わりません。

読む自分が、変わります。


間違った解釈をされたりもしてるけど、それは自由なんですよ。詩というのは、いろんな解釈があっていいから。ただ、楽しんでもらえてるかなというのだけが心配。詩は楽しんでもらわないと、面白くないからね。

谷川俊太郎(2021)『「ことば」の授業』ほぼ日の學校


二十億光年の孤独に

僕は思わずくしゃみをした


孤独は、前提である。

この言葉に出会っていなければ、いまとは違う未来を歩んでいたと思います。


だいせんじがけだらなよさ。

孤独の価値を、教えてくれてありがとう。







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高倉大希
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