【ファイナンシャルプランの作成】1.ライフイベント表の作成
ここでは現状で考え得る未来の出来事について、かかるお金の見込み額を見える化していきます。
是非、自分の人生計画や欲しいものリスト、やりたいことリストを手元にご用意ください。
ライフイベント表とは生活設計を立てるときに役立つツールです。
最近では大手生命保険会社の営業マンが無料で作成してくれるケースも増えてきました。生命保険に加入する際に作成してもらった方もいらっしゃることでしょう。
ライフイベント表の特徴として、結婚や転職、旅行、子供の教育、車や住宅購入など人生のなかでいつ頃どんな出来事、その際に必要な費用を確認することができます。 特に教育資金、老後資金、住宅資金は3大支出と言われており、大きな費用がかかるので計画的に資金を確保しておく必要があります。
将来のためにもライフイベント表を作って、生活設計をしてみましょう。
ライフイベント表のフォーマットはこちらの日本FP協会のホームページから無料で取得することができますので、ぜひご利用ください。
一般的なライフイベント
一般的なライフイベントで費用の大きなものとしては結婚、出産、教育、住宅購入、車購入などがあります。
ライフイベントは人それぞれの選択であり、一生独身を貫く方や、共働きで子供を意識的に作らない夫婦(DINKs)、マイホームは不要でずっと賃貸で暮らす方、都内暮らしで車が不要な方など様々です。
ライフイベント表を作成するにはかかるお金の目安が必要かと思いますので、一般的なライフイベントにかかる平均的金額を以下にまとめました。
今回私が列挙しているものがすべてではありませんので、自分に必要なライフイベントを選択し、費用を見積もりましょう。
【結婚費用】
●婚約指輪:36万円
●結納式:23万円
●結婚式:362万円
●ハネムーン(お土産代込):77万円
【出産費用】
●手出し:9万円
※出産育児一時金の42万円を差し引いた後の金額とする。
【教育費】
●保育園(1年間)
認可保育園:25万円
認可外保育園:48万円
●幼稚園(1年間)
※幼児教育の無償化を考慮した金額とする。
公立:16万円
私立:32万円
●小学校(1年間)
公立:32万円
私立:160万円
●中学校(1年間)
公立:49万円
私立:141万円
●高校(1年間)
公立:46万円
私立:97万円
●大学(1年間)
※1人暮らしの場合は仕送り額として102万円を加算する。
国公立:64万円
私立文系:123万円
私立理系:163万円
私立薬系:250万円
私立医歯系:600万円
【住宅購入費用】
●土地付注文住宅:4250万円
●建売住宅:3500万円
●マンション:4500万円
●中古戸建:2600万円
●中古マンション:3100万円
【車購入費】
●軽自動車:150万円
●普通車:230万円
●SUV:350万円
●ミニバン:450万円
【夢プラン】
●家族でハワイ旅行:60万円
●起業:300万円
●世界一周旅行:300万円
●日本一周旅行:200万円
●フィッシングボート:1000万円(維持費年間100万円)
●ベンツSクラス:2000万円
いかがでしたでしょうか。
上記のライフイベントをまだ経験されてない方はこんなに高いの?と思われているかもしれません。
私も子供の頃に、親から「私立には通わせることができないから勉強を頑張りなさい」と言われたことを覚えています。自分が親になってみて、あの時の発言の理由がわかりました。
子供を育てた後は自分達の老後の生活が待っています。
ゆとりある老後を送るためには老後の30年間で約2000万円が不足すると言われています。いわゆる老後2000万円問題ですね。
大事なライフイベントの時期にお金がないということがないようにしっかりとライフプランを立てて準備をしておきましょう。
実際に私が作成したライフイベント表も載せておきますのでご参考に。