EVを売るディーラーの営業マンも温度差あり
最近、車のディーラーをちょくちょく回っています。
別に車を買いにとか、カタログを貰いに行くわけでは無く。
実は、当社で提供するサービスの一つとして『自動車ディーラーさんがEV商談の際に、商談相手が分譲マンション居住者の時に、お住いのマンションの充電器の設置の有無や、今後の設置見通しをお調べする』なんてサービスをやっています。
元々は、とある三菱ディーラーの店長さんから、調べものを手伝ってくれるとありがたい、なんてきっかけで始めたサービスでして。
私、社会人の最初は、自動車ディーラーで営業マンをやっていたので、営業マンの「一台受注」の気持ちは、他人よりわかるので、お安い御用と引き受けています。
それでチラシをこさえてディーラーを廻っています。
これは、これそのものでお金を稼ぎたいというより、自社がこれから展開するサービスのリサーチを兼ねています。
リサーチの基本は現地現物ですので、EVを販売する(これから販売する)ディーラーの営業マンの方が一番情報を持っていて、困っているとの見立てで活動をしています。
それで何を調べているのか?
分譲マンション居住者がディーラーに電気自動車を買いに来ているか?
そして、いざ、商談の際に営業マンは何に気をつけているのか?
その反応の前に、実は、ある傾向を発見しました。
何かというとエースクラスの営業マンの方は、やはりマンションにお住まいの方が電気自動車を購入した後の、実際の使い勝手や満足度をえらく気にしてらっしゃいました。
自分がおすすめした電気自動車が実は遣い勝手が悪いとか、充電代が思ったよりかかるとか。そういう声に結構敏感です。
特に際立ったエピソードは、後に書く(三菱ディーラートップ営業マンさんの話に繋がります。)として、割と、雑に売ってらっしゃる営業マンさんはこう言ってるそうです。
『皆、充電は何とかしてますよ。自宅のマンションになくても日産やら三菱のディーラーなら充電機は100%あるし。いざとなれば近所のイオンとかもあるので皆なんとかしてます』
これでは分譲マンション居住者のEVに対するCS(顧客満足度)は上がるのかしら?とこちらが心配になってしまいます。
後は、現時点でEVの取り扱いが無いディーラーさんにも、反応が二通りありまして、今、現在、扱いが無いから全然ピンときていない人と、自身が分譲マンション居住者だからなのか、当社の活動に、随分、前のめりに聞いてらっしゃる方もいたり。
これから特にEV販売に慣れていないディーラーさんは、社内教育も含めて、結構、大変なのではないか?なんて思ったりしています。