映画「海の沈黙」をシニア料金で観てきました🎬
映画「海の沈黙」を観てきました。
倉本聰作品の「北の国から」が大好きだから、
モッくんとキョンキョンのファンだから、
仲村トオルも中井貴一も好きだから、
公開を知った時から、観たくてたまらなかった映画ですが、劇場で観て本当に良かったと思いました。
穏やかな海、荒れた海、炎、草花、美しい小樽の街並み、絵画、刺青‥。圧倒的な色彩の美しさに魅了されました。
そして、登場人物達の年を重ねたありのままの
表情、動きが、大画面いっぱいに迫ってきました。
その優しさも、寂しさも、激しさも、思慮深さも、
年をとるというのは、こういうことなんだと思い知らされました。
「美」とは何だろう。
本当の価値とは何?
人にとっての真実とは、記憶とは何?
わかり合うとは、受け入れるとは、どういうこと?
たくさんの疑問を投げかけられて、
答えに導いてくれるものも、たくさん見られた気がします。
10代、20代の頃、ドラマ「北の国から」を見ながら、人生は、困難を乗り越えつつ、果てしなく続いていくものなのだと思っていました。
でも、あれから40年以上経ち、映画「海の沈黙」を観て、一人一人の生き様みたいなものについて考えさせられました。
人生をどう締めくくっていけばいいのか、それは自然の流れでわかるものなのだろうか、なんてことを
懸命に生きる人達の姿から、考えていました。
一人一人の人生は、その人にとって、海よりも深くて壮大で、大切なものだから。
「私の16才」ならぬ、「私の60才」の始めに、
ありがたくもシニア料金で、これからの道標になるような素敵な映画が観られました。🕯️
この映画に携わった全ての方々に感謝いたします。