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激しい体調不良は一日であっても侮ってはいけない、大きな病気が隠れている可能性大だから(子宮内膜増殖症闘病記①)

私の記事を見に来て下さっている方はご存じのことですが、私は1年半前から膠原病(皮膚筋炎+間質性肺炎)を患っています。
今は順調にステロイド(プレドニン)減薬となり、副作用以外の症状は比較的落ち着いています。
しかし半年前から約2ヶ月ほどの間、私は膠原病(皮膚筋炎+間質性肺炎)の薬の副作用以外に、不正出血の症状にも悩まされておりました。

若い時から生理痛の重い体質であったし、年代的にも不正出血があってもおかしくないと思っていたので、ダラダラと続く不正出血を長いこと放置してしまったのです。
そのうち治まるだろう、そのうち治まるだろう、そう思っている間にいつの間にか2ヶ月も過ぎてしまいました。
さすがの私もちょっと心配になり、同年代の知人に相談すると、

「私はそんな症状はない、婦人科に行った方が良いよ。」

と受診を強く勧められたので、観念して総合病院の婦人科に行くことにしました。
膠原病(皮膚筋炎+間質性肺炎)の時と同じで、たまたま年末に近かったこともあり、年内に気になることはスッキリさせておこうと思ったこともありましたが。


早速、行った婦人科では、基本的な診察として、内診とエコーの検査をしました。
すると私の子宮内膜は22ミリもあるということでした。
10ミリでも厚い方らしいのですが、私はその倍以上もあるということです。
これだけの厚さがあると、3つの可能性があると言われました。
1つは良性のポリープ、1つは子宮内膜増殖症、1つは子宮体がんということです。
私の場合は子宮内膜増殖症はほぼ確定だろうということで、大至急、細胞診検査と組織診検査の両方をすることになりました。

組織診検査は、普通は細胞診検査で陽性または疑陽性だった場合に行う検査です。
それなのに私はいっぺんにやったわけですから、それだけ緊急性があると判断されたわけです。

もうビックリでした。
私は、ホルモンバランスが崩れて不正出血が長引いているのだろう、ぐらいの感覚でしたから。
これはえらいことになったと思い、茫然自失状態でした。
なぜなら、私の患っている皮膚筋炎という膠原病は、悪性腫瘍(がんなど)を合併しやすいからです。
それもあり、先生のご配慮から、1週間後には結果が出るようにして下さいました。


1週間後、私は極度の緊張からお腹を壊してしまいました。
診察を待っている間に4回もトイレに行くぐらい、私のお腹は緊張状態がピークに達していたのです。
そしてやっと検査結果を聞くことができたのですが、私の状態は、

単純型・異型なし・子宮内膜増殖症

とのことでした。
子宮内膜増殖症には4種類あり、私が診断された、
①単純型・異型なし・子宮内膜増殖症 と、
②単純型・異型あり・子宮内膜増殖症 
③複雑型・異型なし・子宮内膜増殖症
④複雑型・異型あり・子宮内膜増殖症 
のような名称があります。

異型なしの場合、がん化リスクは小さく、異型ありの場合、がん化リスクは大きくなるというわけです。
本来なら、私は一番がん化リスクの小さい検査結果を頂いたわけですから、このまま経過観察で良かったのですが・・・・
子宮内膜の厚さが相当異常であること、悪性腫瘍(がんなど)を併発しやすい皮膚筋炎という膠原病を患っていることから、子宮内膜全面掻爬(そうは)手術を勧められました。
この手術は大学病院でなければできないということで、私は再び、膠原病(皮膚筋炎+間質性肺炎)でお世話になった大学病院を訪れることになったのです。


余談ですが、私は婦人科を受診する1年半前に、たった1日だけですが、まるでおもらしをしたかのような不正出血がありました。
この時にも同じ病院の婦人科を受診したのですが、この時は年齢による女性ホルモン減少が原因とのことで、特別な治療方針は取られませんでした。
今にして思えば、この時、私の子宮内膜は異常が出だしていたのでしょうね。
ですから、たった1日の体調不良であったとしても、何の病気が潜んでいるかわからないと疑ってかかることは、とても大事なことではないかと感じます。
風邪は万病の元と言いますが、不正出血は子宮の病気の元と言えるでしょうね。




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