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認知症のワンコ、止まらない絶叫の中で思うこと
14歳の柴犬・コタローは認知症真っ只中。
すごいスピードで日々、進行している。
抗うつ薬もほとんど効かない。
今夜は30分ほどしか寝てくれず、ずっと絶叫を通り越して、大絶叫状態で徘徊しまくっている。
コタローの好きな甘い物を食べさせても無理。
夜中に散歩に連れていっても、帰ってからまた大絶叫しながら徘徊している。
きっと、今までで最高にすごい声で何回も叫んでいる。
コタローの頭の中で一体、何が起っているのか?
私に為す術はないのだろうか?
仮死状態になる原因となった薬を半分でも与えるべきなのか?
病院では量を減らして飲ませてもいいのではないか?との話ではあったが、私には怖くてとてもできそうにない。
しかしながら、この大絶叫、見るに堪えない、聴くに堪えない。
どうしたらいいのか?本当にわからない。
動物を飼うということは、こんなにも壮絶だったのか。
私は過去、5匹のワンコを看取った経験があったから、今回も大丈夫だ(耐えられる)と思っていた。
しかし、重度の認知症の子の介護は、これまでの経験なんてほとんど役に立たなかった。
壮絶だ、壮絶だ。
コタローは、隙間という隙間に顔を突っ込む。
突っ込んだら出てくればいいのに、突っ込んだまま悲鳴を上げる。
出してくれと言っているのだ。
それだけで済めばまだいい。
足腰が弱っているから、しょっちゅう、転んでひっくり返っている。
仰向けになったまま悲鳴を上げる。
起こしてくれと言っているのだ。
食べ物に混ぜて薬をあげようとすれば、匂いと味で覚えてしまって、ペッと吐き出してしまう。
毎日、違う食べ物をあげて、興味をひかせて飲ませているが、そのうち全部に飽きて(拒否して)しまうかもしれない。
もう、大絶叫が、天井を突き抜けそうだ。
2回目の散歩に行って帰ってきた。
私もヘトヘトだ。
これから3時間後には糖尿病の主人のお弁当作りが待っている。
その1時間後には、主人を駅まで送っていかねばならない。
私にはやることがある。
毎日、やることがある。
だから、自分を追い詰めないようにしなければならない。
だから、私は今、こんな時間に記事を書いている。
書いて、忘れよう。
書いて、リセットしよう。
今日は、今日として生きるのだ。
さて、今日も生きる(寝る)としよう
結局、4回目の散歩に行ってきました。
はたして、寝てくれるのか?
私は寝れるのか?寝れないな、4時半近いわ(T . T)