【英語学習】近所の英会話スクールに行く
2021年の夏、思い切って近所の英会話教室に行くことにしました。
コロナ禍で店を開けることができず、ちょっとは勉強する時間がとれるかもしれないと思ったからです。
当時は気づきませんでしたが、いつもの生活が強制的にストップし、最悪は死ぬかも…というような恐怖にもさらされ(幸い一時的に、でしたが)、やりたいことは今やらないと、という肚が決まったのがこの時だったのでしょう。
※もうひとつ大きなきっかけがありましたが、それはまた別の話…⇩
「肚が決まる」なんて大げさだなあ(笑)…とお思いかもしれませんが、私のように英語に苦手意識のある人間が英会話学校に行くというのは、まずは恐怖心との闘いが必要で、まさに運命の高飛び込み。
結構、かなり、とっても…勇気がいるのです。
近所なので出かけてパンフレットをもらいに行こうか?
でもコロナ禍で対面は迷惑かしら?
大体授業はやっているのかしら?
…悩んだあげく電話したら、親切な受付さんが
「きちんと換気して授業をしていますよ。お気軽にいらして下さい。まずはネイティブが無料でレベル診断をいたします(^▽^)/」
とのこと。
「診断?! お、お金を払ったらそれを免除してもらえますか?」
と口走りたくなるくらい、自分のリアルな英語力を知りたくないのが本音でしたが、それを口にしたらもう何のことだか分からない人間になってしまいますし、仕方なくその電話でレベル診断の日時を予約。
これって対話形式のテストだよね~テストっていうだけで嫌な思い出が…と電話で話していても胃液がせりあがってくるような感覚があり、緊張のあまり「では当日はよろしくお願いします」と言おうとして舌がまわらず
「お、お願い申す…」
としめくくったりして、あんたもう英語はいいから日本語をなんとかしなよ、と言いたくなるグダグダの申し込み。
当日しぶしぶ出かけたレベル診断は
「10分くらいの短時間です。最初から最後まで英語で話してください。分からなくても日本語は話さないで」
…のっけから厳しい設定です。
これから10分間不気味で気まずい沈黙が続くのですね…
と心で泣きながら入室しましたが、入ってみたらアフリカ系のにこやかな女性の先生が手を振っています。
Hello (^▽^)/
えっ、意外だけど…なんかすごく優しそう…。
彼女の周りに温かく話しやすい雰囲気が醸し出されていて、心の氷がすーーっと解けました。
雰囲気ってホント大事。
先生はゆっくり目に、分からなければ何回でも話してくれ、こちらがしどもどしていても、「うんうん」とうなずきながら待っていて下さいます。
先生ありがとう、とりあえず話せることだけ話しますね。中学英語だけど…。
結果は
「中級くらい?」
とのことで(intermediateというクラス)、私は一番安い「平日昼間・少人数制」を選びました。
これだと1回50分で税込みでも2500円くらい(教材代などは別)。
近所だから交通費はかからないし、この学校はチェーン展開しているのでもしこのクラスが合わなくても近くの駅まで行けばいい(同じ教材が使えます)。
先生やクラスメイトと相性が悪くて語学学校を辞めたという話はまあまあ聞きますから、私は
「合わないのがデフォルト」
と思うことにしました。
とにかく英語が上達すればいいのです。
この学校を「続けること」に注力するのでなく、「どう使いこなすか」を考えよう!
辛くなったら我慢しない、すぐ辞めて別の方法を探す!!
スタート地点でこれだけはきっぱり心に書き留めます。
私は氷河期世代。両親は戦中生まれで、祖父母なんて明治生まれ。
艱難辛苦 汝を玉にす…
と叩き込まれていて、根性が無いのに無駄に頑張る、目的を忘れてひた走る傾向があるからです。
結果的には、週一回の授業のために予習復習し、宿題をし、当日は日本語禁止の空間でヘタヘタ英語を話すのはとても勉強になっています。
思いのほか楽しいです。
テキストがよく編集されていて理解しやすい(フルカラー、写真多め)、毎回取り組むテーマが変わって飽きない、何より先生やクラスメイトに恵まれている…。
あっという間に2年と4か月がすぎ、
クラスはこの春から
upper intermediate(準上級)
になりました。
先生はチョコチョコ変わりますが、皆さん個性があって面白いです。
ほとんどの授業は時間を目いっぱい有効に使って下さり、楽しく充実したもの。グループ授業ではありますが、それぞれに話す時間が与えられます。
本当にたまに
「この先生はテキストを読み上げるだけだな(^▽^;)
話したいのに~」
とか
「一方的に自分の話だけしているな(´;ω;`)ウゥゥ
話したいのに~」
ということもありますが、クラスは私が最年少でみんな大人。
大概の先生より常に生徒が大人。
「先生もいろいろあるよね。まあそういう気分の日もあるし、ヒアリングの練習にはなるし、もしこれが続くなら受付に相談するけど、これはこれで勉強になるからいいよ?」
という大らかなスタンスでぎすぎすしません。
大らかだからといってやる気がないわけではなく、全員予習は完璧、宿題もきっちりやってくるという前向きなクラスメイトばかりで、彼らからの刺激は本当に有難いです(私がどうしても出席できなくて休むと「定年して時間だけはあるんですよ、この前の授業の内容はね…」と丁寧なメールを下さる方も…)。
元駐在員とか、海外居住経験ありとか…華やかな経歴の方もいらっしゃいます。
最高齢は80代。子供時代の思い出を英語で話してみましょう…というと東京大空襲で逃げまどった話をして下さり、先生が驚愕したりします。
Is it a real story? Σ(・ω・ノ)ノ!
そりゃ若い人は驚きますよね…。
楽しく通学していますが、とはいえ私は蕎麦屋の女将。店に立っている時間が長くて、予習復習をいつやるかというのは大きな問題です。
アルバイトさんが店に立って下さる数時間が本当に有難い。そこで集中的に予習します。
あと帰宅してからフラフラの頭で長文を読んだり、リスニングしたり。
疲れ切っているので精読、清聴ではないですが、ネイティブの人ってとにかくどんな時も、朦朧とした頭でも読んだり聞いたり話したりしているわけですよね? ぼんやりした頭でテレビを見たりしますよね?
だから元気な時以外も英語に触れておくと、なんとなく無意識に英語を叩きこめるような、そんな気がして…(エビデンスはありませんよ ( ー`дー´)キリッ)。
また授業では時間がなくてあまり扱いませんが、教材に
vocabulary builder
というのがあって、寝ぼけ眼でこれをパラパラ読んだり解いたりすることもあります。
きちんとやればどんなにvocabularyが増えるのだろう…と思いつつ、全然きちんと向き合えていませんが、チラ見でもゼロよりはいいだろう…とチラ見しています。
というわけですっとこどっこいで不出来な生徒ではありますが(すっとこどっこいって英語で何? )、このスクールは状況が許す限りは続けたい…と思っています。
読み書き、聞き取りは独学でもかなり行けますが、ネイティブと話す機会はほとんどないですから… 。
またどんなに忙しくても、面倒でも、必ず週に一回は出かけなくてはいけない、そんな「枷」の存在が有難いです。
私は近所に学校があったのでラッキーでしたが、今はネットで定期的に海外の先生と話すこともできますし(安価で質もいいと聞きます)、自分にあったスタイルで無理なく勉強できるいい時代になりましたね。
ちなみに私が行っているのはこちらです⇩
他の学校と比べたわけではありませんが、私には合っていたみたい。
先生やカウンセラーさん(受付さん)、クラスメイトの皆様に感謝しつつ、もうしばらく頑張っていこうと思います。
最後までお読み下さり、誠にありがとうございました。私のnoteはすべて無料です。サポートも嬉しいですが、「スキ」がとても励みになります(^▽^)/