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【 ガラテヤまとめ 】背景
これは新約聖書『ガラテヤの信徒への手紙』について、いろんな注解書を読んで、まとめたものです。
おのおのの注解書は、いろんな観点に立ってまちまちな見解を述べていますが、このページでは、その共通する中庸なまとめを心がけてます。
見解の相違については、ことわりを入れますので、いたらない部分はご容赦ください。私自身、信仰のもとに立って、これからも整理していこうと思っています。
【 ガラテヤ
【 ガラテヤまとめ 】パウロ
パウロがガラテヤ地方を伝道したとき、パウロはなにかしらの病を患い、体調は万全ではなかったようです。
当時の人々は、病を悪霊のせいにしており、小アジアには病は神の呪いだという考えもありました。ところがガラテヤの人々は、そのパウロを神の御使いやキリスト・イエスのように迎えたようです。
ユダヤ主義者たちは、パウロが奉仕してきたほとんどの場所で反対をしていました。
このにせ教師たちは
【 ガラテヤ1,2章 】パウロの正当性
ユダヤ主義者たちは、パウロが最初の12弟子ではないと、使徒としての正当性について疑いをかけます。また、エルサレムで伝えられている救いの教えとの矛盾を指摘して、パウロの信用を落とそうとしました。
これに対してパウロは、神の召しによって使徒とされ、イエスの啓示によって福音を伝えていること、そして、その召しと啓示による福音、異邦人伝道の恵みは、エルサレムの柱と目されるおもだった人たちからも認め
【 ガラテヤ3,4章 】信仰による恵み
ユダヤ人たちは、これまで厳しい基準の律法や掟を守ってきました。
そのためユダヤ主義者たちは、「信仰の恵みのメッセージは、異邦人キリスト者に合わせて律法遵守の基準を下げることとなり、キリスト教信仰の力を弱め、自分勝手でずさんな生き方を助長することになる」と、パウロを批判しました。
これに対しパウロは、「救いの基礎は神の約束にある」と、福音に条件を加えることで、真理を無効にしていると反
【 ガラテヤ5,6章 】キリスト者の自由
仕える自由(5:2-26)
自由とは、何でも許されていること、制限のないことではありません。そして、罪を犯す自由とは、自分の罪深い性質の奴隷になることです。
キリスト者に与えられた自由とは、神に仕える自由、自分本位の生き方から解放され、天の父の思いによって生きる自由が与えられました。
パン種とは、聖書の中では悪のたとえであり、まるで発酵によってパン生地を大きく膨らませるように、た