見出し画像

■なぜ年間労働時間1カ月分減って、有給休暇取得は過去最高なのに、働く人の熱意は低いのか?:前川孝雄のキャリア白熱教室8講@青山学院大学

昨日11月18日は、

14年目に入った前川孝雄のキャリア白熱教室の第8講でした。


今回の授業テーマは

「キャリアって何だ?」。


前半は課題図書

「一生モノの学ぶ技術・働く技術」

のレポートをもとに、

共感・疑問、そして働く心構えについて

侃々諤々グループディスカッション。


・目的意識をもって働く

・仕事は準備が命

・コミュニケーションは思いやり

・伝えるから、伝わるへ


中央大学の阿部正浩教授と

一緒に取材した各界で活躍するリーダーの

キャリアの考え方に、教え子たちはたくさんの学びを得てくれました。


後半は、キャリアについて講義。

Q 人生100年時代。20歳を過ぎたばかりの君たちは
 人生これから。80年はある。嬉しい人は?

 →8割くらい



Q 日本はこれまでの30年で年間労働時間は
 約1カ月ぶん減っている。嬉しい人は?  

 →ほぼ全員



Q 日本は昭和の終わりから比べると
 有給休暇の取得率は過去最高。嬉しい人は?

 → ほぼ全員



Q コロナ禍以降、リモートワークが浸透。
 みんなが目指す大企業は3~4割は利用可能。嬉しい人は?

 → ほぼ全員



Q 近年、君たちが最初に志望する大企業は
 初任給はどんどん上げる傾向。嬉しい人は?

 → ほぼ全員 



Q ただ、日本は世界125カ国中
 エンゲージメントは最低。なぜだと思う?

 → ???
   人間関係でしょうか。
   やりたい仕事がやれていない?
   ・・・わかりません。



その後、その謎解明について哲学的なダイアログ。



Q 仕事の満足度は君たちの親御さん世代の50歳が底。
 でも、そこからどんどん上がって75歳は1.7倍満足。
 年齢を重ねるほど満足度が上がるって、希望持てるよね。
 ただ50歳は正社員が多く長時間労働で年収も高い。
 75歳は自営業が多く短時間労働で年収は低め。
 年収低くても満足しているのはなぜだろう?

 → ???
  やりたいことをやれているから。
  マイペース。



結論。
「そっか、働きやすさだけじゃだめなんだ」
「働きがいが大切なんだ!」


将来が不透明で不安定な時代のため、

見えない先々に不安を覚えるのは人の性。

経験の少ない若者ならなおさらです。


でも、授業を通じて

将来が見えないからこそワクワクする

という新たに視点も持ってもらえたようです。


将来の可能性あふれる若者たちは

また一つ新たな希望を見出してくれたようです。



前川孝雄のはたらく論

https://ameblo.jp/feelworks-maekawa/entry-12875355496.html

#青山学院大学 #働きがい #Z世代 #上司力 #キャリア #マネジメント #前川孝雄 #管理職研修 #日本の上司を元気にする #人材育成 #働き方改革


いいなと思ったら応援しよう!