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一人っ子親の出番はまもなく強制終了。ボヤけるうちが華!?

娘トラの部活は、冬場に大きな公式試合がある。
昨年は全員が地区予選で敗退したが、今年はトラを含め数名が県大会上位まで進み、部活スケジュールに合わせ仕事やプライベートの調整に追われる日々だった。

というのも年に数回ある大会では、部活顧問から保護者宛に毎回何らかの協力要請がある。
会場や予算の都合でバスが出ない時は、「学校と会場間は保護者の車で送迎のこと」というのは当然として、「終了後は高速を使って学校に戻り道具の片付けまでお願いしたい」とか。
会場が地元の時は前日の設営準備、朝の受付や駐車場誘導係を頼まれることも。

野球ママやサカママにはそんなの協力のうちに入らないと鼻で笑われそうだが、さすがにこの競技で親の出番はないだろうとたかをくくっていた私は、予想外の展開にやや戸惑っている。

活動費が限られており、競技の性質上人手が要るのはわかる。
顧問の教師は実直かつ熱心な人なので、決して嫌な感じもない。
だが大会前は部活の他にも自主練があり、地域トレーナーの指導がある日は一旦帰宅するには微妙な距離の送迎と待ち時間。

また試合当日は朝5時半に弁当2個持参で学校へ送り届け、ウォーミングアップの後会場に同行、なんてこともあり丸1日が潰れる。
夫は夜間週末問わず飛び入りの仕事が入るのでアテにはならず、勝ち進めば勝ち進むほど嬉しい反面、地味にキツいのだ。

とはいえ、こんな風にボヤキが言えるうちが華なのはわかっている。
かつて人並みに結婚して夫や子供の愚痴の一つも言ってみたいと切望したその夢が叶ったのだから。
だがいざ母となってみると子育てを通じて起きる悩みは尽きず、そのたび婚活時代の記事を読み返しては自分を鼓舞してきた私である。

子供が幼い頃は早く過ぎ去ってくれとまで思った親の出番にも、いずれ終わりがある。
一人っ子親の私などは、もう何年もしないうちに強制終了だ。
そのタイムリミットを思うと、子供がいるからこそできる経験が貴重なものに感じられ、任務を粛々とお務めさせていただこうと思い直すのである。



ボヤキはしても部活は賛成派です。

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