『こころのパス』〜サッカーで折れないメンタルをつくる21のヒント〜【読書感想文】
もっとサッカーが楽しくなる。もっとサッカーが好きになる。サッカーが大好きだからこそ訪れる悩みや壁を乗り越えられるヒント。サッカーが大好きなお子さんをもつ親御さんへのアドバイス。
そんな内容の詰まった一冊となっていました。サッカーに限らず、子供たちの人生に役立つ言葉や考え方がたくさん綴られています。
難しい表現や言葉遣いもされてないですし、漢字には全てふりがなが書かれているので、非常に読みやすい本になっているのもこの本の特徴だと思いました。
この1冊で、家族で3通りの読み方するといいのでは?と思いました!
①お子さんが読む
②親御さん(大人)が読む
③親子一緒に読む←イラストもたくさんあるので、絵本を読み聞かせる感じでもいいかなと思いました!
こんな3通りでこの本を読む事で、より内容をを理解でき、もっとサッカーの楽しさや素晴らしさに触れられ、もっともっとサッカーが好きになるだろうなと思いました。親子で話し合って読むだけで最高の時間ですよね。
自分に似た1人を探す
この本で私たちに“こころのパス”を送ってくれるのはサッカー日本代表経験のある3人。中村憲剛さん、佐藤寿人さん、今野泰幸選手の3人が自分の視点や経験を元に、子供たちが抱えるであろう悩みにアドバイスを添える形式となっています。
1人ではなく3人からのアドバイスと言う事で話の幅が広がりますし、3人とも自分が担っていたサッカーのポジションがバラバラと言う事も面白い要素でした。
サッカーなのでそれぞれのポジションによって抱える悩みはやっぱり異なり複雑ですよね。3人がそれぞれのポジションのスペシャリストという事でそんな異なる複雑な悩みを、それぞれのポジションならではの視点でアドバイスをしてくれているので本当にタメになります。
自分が今プレーしているポジションを照らし合わせて、自分にマッチする1人を見つけて文を読んでみてもいいと思います。
またポジションだけで選ぶのではなく、性格で選んでもいいと思いました。
アドバイザーが3人という事で当然性格もそれぞれ違います。自分に似た性格の1人を見つけられれば、よりスッとアドバイスが自分の中に入ってくるはずです。
やっぱり経験者の話は深い
やっぱりサッカー経験者の話は深く鋭い。サッカーをやっていたり、そんなお子さんを持つ親御さんには本当に腑に落ちる話が盛りだくさんだと思います。
そして“こころのパス”を蹴ってくれる3人が共通して言うことは「サッカーはミスのスポーツ」だと言うこと。だからこそミスを恐れず、失敗したって気にすることなく、どんどんチャレンジしようと!もっとサッカーを楽しもうよ!と言うことを共通して話をしていました。本当失敗を恐れず挑戦することは大切ですよね!
そして各章の終わりに3人の“こぼれ話”が出てきます。この話が非常に面白いのでオススメです!
また最後には指導者.親御さんへ向けたお話もあります。大人にも忘れちゃいけないこと、忘れてしまったことを思い出させてくれるようなアドバイスを3人が届けてくれるはずです!
いつも身近な場所にこの本を
本のサイズもそんなに分厚くないので、いつもこの本を身近な場所に置いておくことをオススメします。
迷った時、壁にぶつかった時、仲間とケンカをしてしまった時…そんな時この本は大切なことを思い出させてくれる本です。
サッといつでも読める場所にこの本があれば、きっとサッカーがいつまでも楽しめて、サッカーがもっと好きでいられるそんな温かい本です。
またオススメの本があればご紹介したいと思いますのでお楽しみに!
ここから先は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?