白詰草枯れたままの王冠
散々散歩 戴冠式
初恋は中学3年生
妄想と感情が絡み合って
口泡で喋り倒す女
まわりは引いてるのに
独演会続ける女
リアル"赤毛のアン"
告白
フラれた
私は
ギルバートではなかった
初めて
誰かを好きになったこと
告白してよかった
フラれた瞬間
思った
30年以上経った今でも
変わらない
・
今年の夏の甲子園
母校が
ベスト8
地方公立校の快進撃
古里の熱狂を
同級生が伝えてくれた
甲子園まで行って
スタンドから応援したって
なんとも微笑ましい
あの人
今も独身らしいよ
わざわざ
連絡してくれる同級生
直後の秋季大会
あっという間に敗退
これまた
なんとも微笑ましい
だからこそ
栄冠はキミに輝く
・
初恋の人のこと
思い出して
テンション上がった
午前0時
ずっと前に
娘が作ってくれた
白詰草の王冠
まだ何処かに
あるんじゃないか
探そうとしてやめた
午前0時半
ドライフラワーでも
王冠は王冠
30年も昔
『さめないゆめ』
アニメ"赤毛のアン"ED曲
口ずさんだ私に
違う!と口泡
すかさず
よく通る声で
歌ってくれたあの人
今でも
"赤毛のアン"なのか?
甘酸っぱいだの
ほろ苦いだの
忘れちまった
アラフィフ氷河期世代
あの人には
あの人の歳月
私には私の思い出
色褪せたって
初恋は初恋
書き終えた午前1時
消灯
目を閉じて
ふと気付く
栄冠
あの瞬間から
私にも
輝いてたんだ
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