腹違いの兄貴

腹違いの兄貴

最近の記事

#23 今更、MOROHA武道館レポート・ヒグチアイ

ヒグチアイ何を続けるか。それは人それぞれ違う。 見えない未来を 言い訳にすんなよ あてのない旅を始めたあの日に 誰の足跡もない場所へ行こうと決めた 未来の不安を無視できるほど自分に無頓着になれない。 ふとした瞬間、抱えたものを思い出す。 スーパーの帰り道、皿洗い中、祖父の病院で手を消毒する時。 急に足が重くなって、膝には力が入らなくなってくる。 口はあいて、上を見上げる。 私は何をしていて何に向かっているんだろう。 そんなとき思い出すのはMOROHA、amazarashi

    • #22 末期癌の祖父への見舞い日記2

      人に迷惑をかけて、好きに生きてきた人は死に際で苦しい思いをする。野蛮な見出しで申し訳ない。 無論、私の言葉ではない。 「今日はパパくる?」家には母と息子二人がいた。 母は仕事を終え帰宅し、早速晩御飯の準備に取り掛かる。 すると、次男が母に問いかける。 「今日はパパくる?」 母は思わず笑ってしまう。 そんなことより 「ここはパパの家やろ?くるんじゃなくて帰ってくるんよ?」 「え?でもたまにしか来んやん」 父はたまにしか帰ってこない。 最近、ビルを購入し女の子を住まわせ

      • #21 高卒フリーランスは存在しない

        新書のタイトル「高卒フリーランスは存在しない」 「日本にM男が多いわけ」 「固定電話を設置する20代」 「身長が与える人生選択への影響」 「水道水を飲む金持ち」 「ビジネス書は20冊で知識は頭打ちする」 「この本を読むだけで本を読めるようになる」 「奴隷が奴隷を雇う時代」 「成功者と言われる人の成功の仕方ではなく、犠牲にしてきたもの」 「世界は紙コップから始まった」 「へそのゴマは取れ」 「サングラスの大きさは〇〇に比例する」 「「物理的」、「科学的」

        • #20 寝るところだった

          自由に縛られる自由 危ない。寝る直前にnote書いてないのに気がついた。 間に合わせの散文をひとつ。 noteを毎日更新する約束は誰にもしていない。 ところがいつも見てるよーとメッセージをくれる方もいらっしゃる。 無職を見にくるサラリーマンなんぞはっきり言って少しおかしい。 書かないといけないことに縛られると大抵、続かない。 日記がそうやん。 新年の目標みたいなもんやん。 自分らしくあろうとすることに自分を変えるように 好きなことすることが目的なのに 好きなことをしな

        #23 今更、MOROHA武道館レポート・ヒグチアイ

          #19 軽い鬱期 

          全てがネガティブに進む タイトルを見てお分かりだろうか。 私はメンヘラであった。 Twitterで死にたいと呟くようなものだ。 死にたいとは思わない、この鬱期にこそエナドリぶち込み、読書や音楽を浴びる。 おすすめに久々に出てきた、狐火。 コロナ禍で無理にでも将来を考えさせられたのはこの曲があったのもある。 後悔はしてないのにずっと悔しい。 生まれが違うことを見せる同い年、一軍で活躍する同い年、 好きだったアイドルグループの新メンバーが全員年下 長崎ちゃんめんの楽しそう

          #19 軽い鬱期 

          #18 嘘みたいな散文「おかえりなさい」

          大阪出身のツレ神奈川から大阪に帰り、西成にある焼肉屋さんに行くことになったときのこと。 「西成」なんて聞くと皆さんが想像していることがそのまま目の前に広がる。 曲がりたくない路地は多い。掃き溜め、失礼。家なき子が集う場所。 わけわからん主張をするシャッター。 そういえば大阪の外君より東京の外君の方が少し綺麗だ。 家もそうだし、東京には整理整頓が得意な外君がいる。 そもそも0円ハウスは最高である。 その主張に関しては、坂口恭平氏の著書をお勧めする。 外君(そとくん)の説明

          #18 嘘みたいな散文「おかえりなさい」

          #17 もういっそ下手くそだった時代に。

          スーパーにてもやしを見ていた。 根がないよ。2割引だよ。美味いよ。 もやしが欲しかった。選んでいた。 入り口から50代男性二人組。なぜか目に入った。 するとそのまま私のところに来た。 「ちょっといいですか〜?」 未だもやしを決めかねていた私に話しかける。 マスク、タンクトップ、イン、肌黒、古い形のメガネ、汚れた元は白いズボン サンダル、それが×2 オブラートに包み失礼、生理的に無理だった。 感染症を避けるためのマスクをしている。私はしていない。 喋らない方が良いと思い、頷き

          #17 もういっそ下手くそだった時代に。

          #16 初短歌

          ひとり見舞うたび よわる声色 細るあし  いつも向かうは 海のさざなみ

          #16 初短歌

          #15 末期癌の祖父への見舞い日記

          母からのLINE無職になって2週間。精神的にも安定しだしたころ。 お米はスーパーから消えていたため、コンビニでおにぎりを買った。 おかずに困らないために買っておいたキムチと一緒に頬張っていた。 「じっちゃんが末期癌で今月いっぱい持つかわからないって」 末期癌であることは2ヶ月前から知っていてその時も見舞いに行った。 温泉とかにも行きたいと話していた祖父のために孫を集めて旅行に行こうとか 企んでいた。 まさかこんなに早く、そして期限まで言われてしまうとは。 今月いっぱいって

          #15 末期癌の祖父への見舞い日記

          #14 自分を忘れないためのメモのような自己紹介

          人間分類分け大好きな方のための自己紹介 HSS型HSP・INTP(論理学者)・自称軽い躁鬱 よく耳にする「やりたいこと」は 料理人・バイク屋・花屋・本屋 カフェ・ウエディングプランナー・保育士・塾講師 コンサルタント・小説家・写真家・農業 やりたいことがありすぎる。 しかしこれらはサラリーマンになるために押し殺してきた。 工業高校卒で大企業に技術職で入社。 関西2年→横浜2年(コロナ)→関西2年と、2年間の転勤を経験。 6年で退社し現在は訳あり無職。

          #14 自分を忘れないためのメモのような自己紹介

          #13 詩のようなもの/ハンバートハンバート「虎」

          だぶる波間に揺蕩う腐敗した魚 どこか他人事じゃない気がしていた ついには波打ち際まで運ばれる すかさず食らった烏も 目ん玉だけ持って去っていった 何事も自分に重ね合わせる 私は、魚か烏か波かそれ見る私か ハンバートハンバートYouTubeのおすすめに出てきては無視していた曲があった。 無職が何を好き嫌いしてんねん、ですので聴いた。 もっと早く聞けばよかった。は陳腐な感想だがあえてこれで。 声・詞がすーーーっと入ってくる。 聴いている時はなぜか力が入らない。 も

          #13 詩のようなもの/ハンバートハンバート「虎」

          #12 完敗

          「また聞いてないよね?」 辛うじてこのセリフは取りこぼさなかった。 どうして私は彼女の言葉を聞き取れないのだろうか。 友達に相談すると 「お前は同時に違うことを考えている。文章見たらわかるやろ。 意識がいろんなところに飛んでまう。やから集中してないだけ」 的を得ていないと思った。もう一人の男は私の相談を聞きこぼした。 特に心配もしなくて良いと思っていたが、流石に彼女に怒られてしまった。 「でも仕方ないよ。あなただから」 「いつもありがとう」 一件落着。しなかった。 「私は何

          #11 詩「ゴミ出し」

          ゴミ出しのために家を出る 立派な理由じゃないけれど 手ぶらの帰りみち ポケットにネットはない 頬をなびく風をかんじ 跡を目で追いかける かんじる肌を にらむ陽に目を合わせる これなら遠くまで ゴミを出せる

          #11 詩「ゴミ出し」

          #10 アックスボンバーの提出

          今日はゴミの日だ。 粗品のロケの動画更新と同時に思い出す。 スキンケアて、、今週はなんか緊急で撮ってる? と思ったらちゃんとその説明もあってよかった。 一応、全部見た後にアックスボンバーの提出を見る。 矢野レノンの好きなボケTOP3モテたい男は絶対見ろ。 第3位 ポッケからおにぎり 開始2分10秒 まるちゃんと街ブラ最中に何を食べようかと会話していた。 すると、狂人矢野レノンがポケットからおにぎりを取り出し、食す。 もちろんラップなどない。一口食べると再びポケットへ。

          #10 アックスボンバーの提出

          #9 神門「光景」

          初めてのワンマン電車大好きなラッパー・神門(ごうど)さん YouTubeにて「光景」のMVが公開されました。 その中から好きな部分を もの凄く共感。 その時の神門さんの顔を思い浮かべたら申し訳ないけど面白い。 セルフレーンで戻るってほんまに出来ないですよね。たまに戻る人、見かけますがなんか悔しい。あの人にできて私にできない。 今日、初めてワンマン電車に乗りました。 無人で券売機すら置いていない駅から乗ると整理券を取らないといけないんですけど、なんか分からなくてあたふたして

          #9 神門「光景」

          #8 詩「普通でしょう」

          普通でしょう。 いじめられた、普通でしょう。 自殺未遂、普通でしょう。 警察に補導された、普通でしょう。 電話に出られない、普通でしょう。 殺したい奴がいる、普通でしょう。 会社も辞めた、普通でしょう。 無職になった、普通でしょう。 インターホンを壊した、普通でしょう。 人気曲なんて聞いてられない、普通でしょう。 普通になりたい、普通でしょう。

          #8 詩「普通でしょう」