【詩】記憶の余韻
あの日、僕たちは
些細なことで口を閉ざした
言葉が届かなくなって
時間だけが静かに過ぎていった
君の笑い声が響いた日々は
今は遠い夢のようだ
一緒にいた時間が
いつの間にか
形を失っていたことに
僕たちは気づいていなかった
公園のベンチで語り合った夜
星空を見上げながら
語った夢や
何もかも
もう戻らない
君が言いかけた言葉
僕が飲み込んだ言葉
それがいつしか
壁になり
そして溝になった
僕たちの間にある
見えない線
もう二度と越えることのない
その境界を
誰が引いたのだろう?
小さな誤解
小さなすれ違い
それが積み重なって
大きな影になった
僕たちはその影を避けることなく
歩き続けていたのかもしれない
時が経つごとに
君の姿が少しずつ薄れていった
街角で見かけた気がしても
振り向けば誰もいない
それでも
君の声は記憶の中で
響き続ける
「また会おう」と言った言葉は
嘘ではなかった
でも
会えなかったのは事実だ
君が貸してくれた本
君の誕生日のために買っておいた時計
それらはもう
無意味な物となって
僕の部屋の片隅で
埃をかぶっている
失ったものは
二度と戻らない
それでも
消えたわけじゃない
ただ、形を変えた
僕たちが歩んだ日々
そのすべてが消えるわけじゃない
僕たちはただ
それを抱えて
別々の道を歩いていく
君が何を思っていたのか
僕は知らない
僕が何を感じていたのか
君も知らないだろう
それが友情だったのか
それとも、ただの錯覚だったのか
真実はいつも曖昧で
はっきりとした答えはない
ただ、僕たちは
それを探すことなく
それぞれの道を選んだ
今、振り返っても
そこにはもう
君の影すら見えない
それでも
君が僕に残したものは
消えずに
心の中で生き続ける
もう会うことはないかもしれない
もう笑い合うこともないかもしれない
でも、失ったものは
決して無駄じゃなかった
それだけは、確かだ
僕たちは
ただ、違う道を選んだだけ
その選択に
後悔はない
だけど、寂しさだけが
胸に残る
君がいない今も
あの時の笑顔が
時折、夢に現れる
そして、僕は目を覚まし
静かな夜に戻る
失った友情は
ただ静かに
僕の心の奥で
眠っている
(画像:DALL-E-3)
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