【詩】異界の守護者

緑の霧纏う巨人よ
時を超えし者よ
汝の背には宇宙が宿る

朱色の空 雲は舞い
電光は天を走る
そこに立つは孤高の姿

塔は静寂に佇み
松は風に揺れる
赤き木々は炎のごとく

小さき人影 歩みを進む
光る道標 導かれるまま
何処へ向かうのか 誰も知らず

巨人の瞳に映るは
過去か未来か 現在か
時の狭間で揺れ動く世界

大地に根付く者たち
天を仰ぐ者たち
すべてを包み込む 慈愛の腕

荒ぶる自然と
人の営み
調和を求めて 永遠に立ち続ける

異なる次元が交わる場所
幻想と現実の境界線
そこに立つのは 誰あろう

守護者よ 見守り続けよ
この世界の行く末を
時の果てまで

変わりゆくもの
変わらざるもの
すべてを受け入れる大いなる存在

緑の巨人よ
汝の背に宿る宇宙は
新たな物語を紡ぎ出す

（画像：AdobeFirefly）

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