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【イルローザがお菓子と向き合う姿勢】

イルローザは、入社すると初めに、200ページにもわたって、文字がびっしり書かれた「経営計画書」という冊子が手渡されます。





「えらい気合いが入っているな」




入社当時、僕はそう感じました。




中身は、経営指針が記載されていて、全て口外はできませんが、



冊子を開くと真っ先に、「イルローザがお菓子と向き合う姿勢」について書かれています。


そこには、使命感「ひとつのお菓子のために」という言葉があります。






この言葉は、先代が、イルローザでお菓子を作る想いを社員の前で話した内容をまとめたものです。



そして、イルローザの色々な場面で、使命感が形となって現れます。



社員ですら、





「そこまでしなくていいんじゃないですか?」




「誰も気付きませんよ、そんなこだわり」







会議で目先の売上だけを追うような内容を「お客様が求めているのはそれではない」と一蹴してもっとこだわる



営業も、「今よりも少しずつ改良しているから、来年の方がおいしいです」と言い切れる



社長試食でOKは出ても、さらに改良を加え、心を込める



製造工程を見ていただくと、いつも皆様からは、「思ったよりずっと、手をかけているんですね」と言われます。





そんな使命感について、一度、イルローザの役員、岡田専務に、詳しく話を聞いてみたことがあります。




「私はね、この文章はいつも最後まで読めないのよ」






「え、なんでですか?」




「全部読んじゃうと、涙が出そうになるのよ」


「私たちにとって、毎日同じように繰り返されている
お菓子作りや販売も、お客様にとっては特別なこと」



「お菓子を作りながら、このケーキはどんな人が食べてくれるのだろう」



「店頭で販売しながら、どんな想いを込めてプレゼントするのだろう」





「こういう所を読むとね、色々大変な想いをしながら、どんな時も、社員の皆さんが一生懸命、心を込めたお菓子を、お客様に届けてきたから、今がある。そう思うと、涙が出ちゃうから、会社の中では、読めないの」





この使命感、質問する人によって、それぞれの想いと深さがあるんだろうなあ、とイルローザの歴史を感じました。


お菓子を購入した先のドラマまで責任を持ったお菓子づくり





36年間この姿勢を変えずに、ものづくりしてきたのは、
この使命感がイルローザの源泉だからです。




お菓子を味わって、イルローザを知っていただくことはもちろん嬉しいですが、




この言葉から、イルローザがお菓子と向き合う姿勢を知って、




そして、またイルローザのお菓子を食べていただくと、より味に深みが出ると思います。




使命感「ひとつのお菓子のために」



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