「東洋思想はなぜ 老害思想になりやすいか」書籍 (やる気の正体 の批評から)4
※ 書籍 やる気の正体(執行草舟 ・田村潤 著) の批評を書いていきます。
(世の中・人生面での)
※ 結論から いいますと、古典 東洋思想は、現代 心理学・倫理学・脳科学の知見がないため、老害思想(固定観念的・形式的)になってしまうです。
▽ (本書中から)
・執行氏 談、理念(よい信念)がないと、人はどうしても、楽な方へ行ってしまうと。
※ これは、その通りです。倫理的 信念がないと、人はダークサイドへ落ちる です。
・人として、そんなことは してはいけない。自分は、そのような人間ではない、のもの。
例、弱い立場の者に 当たり散らす 等。
・あとは、理念同士で対立する場合もあります。(同じく、世のため人のためを、謳っているにも 関わらず)
▽ 執行氏 談、自信を持つと、いばることに繋がると。
※ これは、自信といわず 慢心といいます。言葉を自己満足的に、変えたら いいというものではないです。
▽ 執行氏、直面する現実や現場が、厳しければ 厳しいほど、それを 乗り越えていくなかで、よく生きる生きかたができると。
※ これも、ある程度以上 成功すればの話です。そして、失敗しても またやり直し進んで行けと、言われるのでしょうが、(確かに それしかない場合 多い)ものには 限度があります。
あと 人間や物事は、一つ何かが違うと 状況や結果は、全く違う場合もあります(遺伝的ものも含む)。ですので、人が皆 自分と同じ精神力(やる気・忍耐力・継続力)、能力(知力・体力・感覚)と、周りの人間関係面を持っているとは 考えない方がいいと 思います。
・固定観念 強い人は、条件は同じだ とか すぐに言い出す。
・そして、勝てば官軍、負ければ賊軍 的 発想ばかりは、どうかとも思われます。
(ある種、競争社会・ビジネスは そうなのかもしれませんが)
・このことでも、中庸思想(適切・その場、その時)がいると、考えられます。
基本方針はありでも。完璧は無理としても。(行政・教育 等)
※ 完璧にできないから 全てやめてしまえ、変えてしまえは、短絡的すぎます。そして、あとから批判するだけなら、どんな者でもできます。
(よほど 酷いことでも ない限り)
▽ 執行氏、本書中 仏教やキリスト教のことで よい話をされていますが、釈迦やキリストは、弱い立場(子供・後輩)の者に、当たっていい、ハラスメント していいとは、言わなかったでしょう。
・行き過ぎた 儒教思想は、止めてほしいものです。
(責任のない 行き過ぎた、自由平等主義と同じく)
▽ 執行氏 談、子供へ、世の中に悪いもの いることを教えないから、ノイローゼや引きこもりが増える、との考えです。
※ このことは、全くその通りです。
あとは、うつ病などの精神疾患ものでは(最悪 自殺)、若い世代の スマホ等の電磁波と悪い姿勢が問題ですし、あとは、人工甘味料、植物油も問題です。(大企業が販売)
・引きこもり問題では、毒親(毒になる親・新興宗教に多い)の影響が大きいがあります。
・毒親は、子供に口やかましく、綺麗事ばかりを押しつけ、本当のことは何も教えず、自分たちのペットとして扱います。(こうして、子供のやる気と自己肯定感を潰します)
そして、自分たちの都合よいことばかりを言います。(経験上・仕事上・社会上・生活上)そして、教養が殆どなく、話すことといえば 銭金や見かけのこと、人の噂話・悪口、自己中心な感情論、TVで言ってたこと と、低俗極まりないものばかりです。まともな本など絶対読まない。(低俗は自分が低俗であるとは 分からないもの)
・このような 卑怯な低俗者から、後先見境なく、あ~だ こ~だ 言われた まともな感受性のある子供は、おかしくなるのみです。あとは 幼稚な考えに とらわれるだけです。
(毒親と厳しい親は、同じに見えて 全く違うもの・あと毒親は 外面はいい、自身の体裁 保つため)
▽ 執行氏、今が理想の世界と子供たちに教えているから、若者の大半は理想を求めないと。
※ 私は、今が理想の世界と教えている者、見たことも 聞いたこともないが。あの マスゴミでさえ、そんなことは 言ってないはずですが。執行氏は、いったい どこの誰のことを言っているのか?
※ 上昇指向が弱くなったのは、経済・生活レベルがよくなったもあるし、出る杭は打つの 日本文化のせいもあります(集団ストーカーとかする)。そして 今 現代は、一昔のように 上へ上への 何とかの一つ覚えの 価値観の時代では ないがあります。
若者の客観性レベルも上がっていますし、情報過多 時代でもあります。(良くも 悪くも)
・一つ言えることは、執行氏のような 前へ前へ、上へ上への 一つ覚えでは、行き着く先は、第三次世界大戦(核 戦争)です。
▽ 執行氏、この世は地獄との 認識がいると、おっしゃています。
※ これは 仏教の、この世は苦の世界からのものと、考えられます。
しかし、釈尊は 最期のときには、この世は甘美な世界とも 申せられています。
・両面ありなのでしょう。
(甘美な世界は、何かを続けられた 人の言葉なのかも しれません)
※ 執行氏は、愛を受けて育ったサルの例をあげて、愛は遺伝していくものと 言っていますが、その愛が 自分の子供を ののしる(本書中にある)こととは、私には どうしても思えない。
(自分の世代が そうだったのでの、認知バイアスとしか思えない)
・それで こじつけて、親の愛と?
若い世代から、切腹しろと 言われるはずであります。
▽ 執行氏、昔なら 売上 悪い営業マンは、殴られ 蹴られのことを、良い様に言っていますが?(※ 私も 少しは殴られた口ですが、世代的に)
※ このようなことを言う人は、自身が何かの大病で入院し、医師やスタッフに世話になったとき、初めて何かに気づくのかも しれません。
・ガンで亡くなった、私の父のように。・世の中 個人しかないと 言っていたのが、コロナにかかり退院したあとは 社会はあると言い出した、英国元首相 ボリス ジョンソン氏のように。・あの サイコパシー高めの スティーブ ジョブズでさえ、ガンを患い はじめてからは、社員・技術者をボロクソに言わなくなったと 聞きます。
・それに、だいたい すぐ暴力振るう者は、野蛮人です。(いつの世でも)
・あと 指導でのことについては、元プロ野球監督、星野仙一氏のことが 思い出されます。なにクソと 反発してくるタイプには 強目に言う、怒ったら 萎縮してしまうタイプには、優しめに言うなど 使い分けていたそうです。(一般には 鉄拳制裁のイメージですが)
・そして プロ野球、野村克也元監督にいたっては、選手をいろいなタイプに分け 指導をしていたそうです。
(何とかの 一つ覚えでは、優勝は無理ということなのでしょう)
・現実的には、安藤広大 氏の、識学の考えも いると思われます。
▽ 執行氏 談、詐欺とかでは、騙された方が悪いが常識と。
※ 確かに 強欲などで 騙された方が悪いもありますが、ここは 第一に、現実的に、情報弱者(情弱)をなくしていくが、よい考えと思われます。
(詐欺的ものは、いたるところにあるので・メディアでも)
・執行氏には、自分が情報弱者となった場合、情報に触れる機会ない者 または、情報を積極的に取れない人の 人生過程も、想像してほしいものです。
・前記のことは、たぶん無理でしょうが。
年配の人は 抽象的思考力 弱い人が多い。しかし、自分の仕事関係では 客観力とかはある。何故なら、記憶力さえあれば(記憶が基本で大事ですが)、長年やっていれば、嫌でも そのことでの、客観的見方・人間心理などは、分かってくるからです。
(仕事遂行では、さすがに ほかの能力も いりますが・論理的思考力、問題発見 解決能力 等)
あくまで、その関係での ものごとで です。そして、やり続けることで9割のことは うまくいく、が成り立ちます。(これが、全てのことがそうだと、勘違いを起こさせる 原因ですが)
※ それから、騙す方より 騙される方が悪いとか言い出したら、典型的な強者の理論・サイコパスの発想です。
・ルールある自由競争と野生動物の弱肉強食を、同じと見なしては いけない。
・欲は、いい面にのときと 悪い面にのときとがあります・その人のレベルで。このレベルは、情報レベルも大いにあります。精神レベルだけが 人間である、という訳ではない。
※ 本書中、執行氏の言われる通り、就業時間 問題で、やる気あり 行動していく者を正当に評価する または、その時間を確保するは、必要なことです。
(何か価値あるもの生み出すには、超時間 労働は必要)
しかし、サービス残業を無視したり、社畜を美化するは、どうかと思われます。(子育て、家事全般は誰がする?それから、財界の犬なのか?という声まで出てきます)
・前記のことが、未婚者増加や少子化に繋がっていることは、言うまでもありません。
今さら 封建時代に戻れない。
(因みに、封建時代・江戸時代の一般人 平均労働時間は、1日平均 3~4時間)
▽ 執行氏、経済成長ではなく、循環型社会へと、訴えられています。
※ 確かに、循環型社会・経済もある程度は取り入れていかないと いけませんが、理想論ばかりに片寄るは、多大な犠牲を払わせることに なります。
(マルクス主義などは、貧困層 増大となるのみです。現代やっと、世界の最貧困層10%を切ったところなのに)
・そして 現代 我々は、資本主義経済の恩恵も受けています。
(生活レベル・医療レベル・教育 学問・通信 移動 等)
・資本主義では、投機などのマネーゲームは 確かにおかしいです。
あとは、不公正 税制問題、R・資本収益率>G・経済成長率なのに、労働にかかる税率より、資本にかかる税率が低い。そして、財政負担を庶民へ押しつけ(消費増税・社保料 増)と、大問題です。
・執行氏には、トマ・ピケティのように 累進資本課税導入ぐらい 言って欲しいものです。税金は、額(量)の問題だけでなく、率(質)の問題もありと。
・あとは、貿易 フェアトレードもいると。
※ 今のところ、資本主義経済で 、科学技術・教育 学問・道徳・社会システム ルール などの、レベルアップしていくことが妥当と考えます。(いろいろな問題を解決しもって、努力をしもって・加速主義 左派的)
▽ 本書中には、道徳に関する、執行氏の考えが記されています。
・昔へ戻れ的もの
※ 道徳的ことでは、基本的人権、表現の自由 等は、公に言われだして まだ 100年とか 200年ぐらいの もの。善い概念を諦めて、封建時代に戻れ には、まだ まだ 早すぎると いうものです。
試行錯誤が足らなすぎる。
このような 善い概念ものは、自分の人生の時間感覚のみで 考えることではありません。
※ そして、金融緩和についても 執行氏は 文句あり的ですが、金融政策は ある数値に基づいて 、緩和したり 引き締めたりして、世の中に失業者が増え過ぎないようにしている。(完璧でないと しても)
・過去で悪かったのは、デフレ時にもかかわらず、財務省・日銀が自分たちの天下り先のために、金融緩和しなかったのが 悪いのです。
(この財務官僚たちは、自分らは過去に 長時間労働したので、天下りして 大金もらうのが当然と考えている連中です)
そして、金融緩和しなかったせいで、企業が内部留保 溜め込む結果になった。(デフレ時だと資金とか溜め込んだ方がよい)
・このデフレ時代、計 14万人の経済自殺者の出たとも言われています。
・それから、執行氏においては、長時間 働けというのなら、パソコンなどの 電磁波問題も、なんとかしないといけないでしょう。(電磁波に弱いタイプの人は精神疾患に、最悪 自殺・普通の人でも徐々に 悪影響が出ます。・脳神経系 生殖系に)
※ このような現実も見ず、自分の精神論(感情論)を言い 誇りを特に持つは、会社の窓際族が理想論を言い プライド保つと、同じと言えます。
〇・ 以上が、やる気の正体 を読んでの、私の批評文です。
※ この書を読んで、私が思うところは、やはり 新しい 正しい情報は必須であると いうことです。
私も いい歳ですが、老害者に ならないように、こだわりを なるべく捨て、常に正しい情報を 求めていきたいと 思っています。
(終)