こはく

こはくです 短歌や詩を書くことが好きです♪ スキと感想とフォロー喜びます☺️

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最近の記事

とてつもない《詩》

昔書いた詩です どこかから出てきた 《星座を結ぶ》 わたし、星座にはならんのかなぁって思う みんな急いでるから、 わたしも負けじとつま先で、もどかしさやら祈りやら、踏みつぶしてた。 こころと呼べるものなら、なんでもよかった わたしの形に凹んでくれるものなら、なんでも 名付けて、わたしのものにした 羽根なんかあるとさ、つり革とかにぶつかって 羽毛がだれかの黒いコートについたりとかして、 それは、 あーあ、って目だ。 こんななら、わたし、もうなんにも、なんにも。 奥へ、奥へ。力

    • まもなく光りだす《短歌5首》

      諦めたほうがいい夢なんてない とはいえなくて崩れるチョーク 追いかけるくちびる、(世界を見渡して) 君はまもなく光りだすから ゆるやかな思い出そらがみえなくて呼吸が足りないぼくたちに、ただ 大丈夫しかないぼくらの曲がり角 信じて 君は地図にないから レンズ越し君の夜明けを確かめて、 ふたりを護るための合図を

      • 着地する《短歌5首》

        着地するために覚えた泣き方を 手放して、また脈打つために 気づかない方がいいことなんてない あなたの傷みに背を向け続けてた 囁きを信じきれずに綴じ込めた煌めき あなたの礎となる 生まれたら、忘れてくれる? いくつかの言い訳、私は月へ行かない こちら空、 いままで世界に降ったことないほど 眩しく白い雪です

        • イルミネーション《短歌5首》

          蛍光の香りあなたのほしがったひかりをいつまでも覚えてる 星くずが照らせる範囲は決まっててふたりの記憶が重なる夜は 光ってるふりしておいてこの街の鼓動全部を匿いながら 着たい服似合うわたしになったからお祝いにまた新しい服 元来のさよなら、わたしを濾過せずにすれ違うのよ。きっとこのまま

          こだまする記憶

          明日から響く音がわたしの正解だとは限らないよ わたしのささやきがこだまする教室で きみだけが目覚めていた 何かがちがう、いつもの朝に気がついてはいけないよ。 手のひらの温度を試すように、わたしになってはいけないよ。 きみは根拠もなく、未来に涙を費している 窓の外を記憶が伝う。

          こだまする記憶

          深海の記憶

           なつかしい匂いがした、  それは気のせいで、ふり向いたわたしの言葉は  また宙に浮く。生きていくと言うことは、言葉  を絶えずふくらまし続けるということです。  そう教わった途端、  わたしの息は続かなくなった。夜が更けていく  合図が響く。  くぐもった銃声。地上では、乾いた秒針の音が  して、私の夢を急かしている頃だろう。  何が寿命だ、何が呼吸だ。  張りつめたわたしの心を揺り動かすのはいつも  そんなんじゃない。いのちよりもっと近くで声  がする。私でいいよ、と  

          深海の記憶