見出し画像

着地する《短歌5首》

着地するために覚えた泣き方を
手放して、また脈打つために

気づかない方がいいことなんてない
あなたの傷みに背を向け続けてた

囁きを信じきれずに綴じ込めた煌めき
あなたの礎となる

生まれたら、忘れてくれる?
いくつかの言い訳、私は月へ行かない

こちら空、
いままで世界に降ったことないほど
眩しく白い雪です

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?