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こだまする記憶

明日から響く音がわたしの正解だとは限らないよ
わたしのささやきがこだまする教室で
きみだけが目覚めていた

何かがちがう、いつもの朝に気がついてはいけないよ。
手のひらの温度を試すように、わたしになってはいけないよ。

きみは根拠もなく、未来に涙を費している
窓の外を記憶が伝う。

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