
文月の日記 ASDの人生は常にハードモード
ASDの人生はハードモード?
ASDの人生はハードモードになりやすい?
私は小学生の頃にASDと診断されました。
ASDと診断がつく以前もついた以後も
ずっと生きづらさを抱えて生きています。
ASDは人生ハードモードだなと
最近つくづく思います。
ASDの生きづらさをざっと挙げると
こんな感じです。
(例)
コミュニケーションがうまくいかない
友達が少ない
集団行動になじめない
仕事が長続きしない
体力が無く、疲れやすい
相手との距離感が分からない
家族愛が分からない
『報告・連絡・相談』が苦手 etc…
挙げるとキリがありません💦
他にADHDやLDといった発達障害の症状や
感覚過敏・APD(聴覚障害)なども入ると
生きづらさはヒートアップしやすいです。
特にASD女子はASD男子と比べると
カモフラージュ能力に長けていることもあり
ASDであることを他人はおろか
本人でさえも気づかないケースは多いです。
今回はASDさんが
生きづらさを抱えやすい理由について
少し考えてみようと思います。
①そもそもASDだと分からない
ASDとはまず『目に見えない』障害です。
目に見えない障害ゆえに
見た目は普通に見えます。
しかし、付き合っていくうちに
一般常識に疎かったり外れていたり
ズレた言動や行動が目だったりなどするため
「普通じゃない」「やっぱり変わってる」
と認識に変わるのがASDさんあるあるです。
②自己理解や経験値不足
これは私自身もそうだったのですが
ASDさんの躓きのほとんどは
自己理解や経験値不足から来ています。
ASDさんの中には
「自分が発達障害である」ことを
理解していない人も存在しています。
発達障害の特性を理解しないまま
周囲を振り回してしまい
かつ自分自身に対しても
無意識に振り回されてしまいます。
ASDと向き合うには
まず自分がASDであることを
受け止める姿勢が大事です。
③鬱など2次障害を併発しやすい
ASDさんは
何らかの2次障害を経験している方が
多いです。
2次障害になりやすい背景として
「普通」になろうと周囲に合わせる
様々な変化に適応しようと必死になる
様々な変化や環境がストレスになりやすい…
などが挙げられます。
特にASD女子の場合
変化への対処に苦手意識を持っています。
しかし、変化や環境に馴染もうと
カムフラージュして周囲に合わせるため
かえってますます疲れてしまい
ストレスの要因となるのです…😵
その結果鬱病や摂食障害などの
2次障害に繋がります。
④発達障害への誤解や偏見・無理解
最近ではテレビなどで
活躍されているタレントさんも
ASDやADHDであることを
カミングアウトする人が増えています。
またXをはじめとしたSNSでも
発達障害当事者による投稿が目立ちます。
発達障害の認知も広がりつつある一方で
まだ完全に理解が広まっているわけでは
無いのが現状です。
発達障害は甘えという考えや
発達障害は根性で治るといった考えが
未だに根付いているほか
家族や周囲からなかなか理解を得られない
また定型と異なる思考を持っているゆえに
すれ違い、ぶつかり合うこともしばしばです…
ここでも
ASD自体目に見えにくい障害であることが
深く起因しています。
⑤他の発達障害の特性も混じっている
ASD当事者の中には
他にADHDやLDといった
発達障害の特性が混じっている方も
少なくありません。
そもそも発達障害は、ASD+ADHDなど
特性が複雑に混じっているのが特徴。
特性が複雑に混じっていると
行動などに他の特性が影響して
余計生きづらさが増してしまいます…
(まとめ)
ASDさんの人生が
ハードモードになりやすい原因を
まとめてみました。
そもそもASD自体目に見えない障害ゆえに本人も分からない
自分自身に対する自己理解不足や経験不足
周囲に適応しようと無理するあまり鬱病などを発しやすい
発達障害に対する偏見や無理解の存在
他の発達障害の特性も混じっている
ASDの生きづらさは
特性だけでなく環境も起因しています。
ハードモードになりやすいASDが
少しでもハードさを和らげるには
生きづらさを軽減するコツを
自分なりに見つけていくことが
課題かなと考えます。