note のイメージと効用
note は単なるシステムですが、システムだけでは語れないものがあります。
それは何かというと、コミュニティでしょうか。
note について、非常に大げさに捉えている人もいれば、
note について、なんだこれ?と思っている人もいると思います。
SNSには大げさに言う人が多いのですが、個人的にそういうのは好きではありません。
大げさなイメージに騙されて寄ってくる人
大げさなのが好きな人
がそのコミュニティに集まるから。
(と言いながら燦然と輝くイメージをトップに入れましたが)
かといって、淡々として冷静客観的な人ばかり集まっても、ぜんぜん面白くないわけですね。
コミュニティは難しいですよね。
note のイメージ
僕が note を始めたときの事前に持っていたイメージは、ほとんど思い出せません。
なんとなく、文学系の人やデザイナーみたいな人がうんちくを語るSNSなのかなというぐらいの淡いイメージでした。
少なくとも note = 儲かる みたいなイメージはまったくありませんでした。何でそう思うのかも分からないですし。
記事に値段が付けられるからそういう風に言う人がいるのかもしれません。
大昔に大ヒットした「チューチューマウス」はシェアウェアで500円でしたが、日本中のWindowsユーザーが利用したため、作者はものすごく儲かったと思います。
そういうのを「儲かる」というのだと思います。
note に感じた最初のメリット
始めた動機は、Twitter のような短文では言い表せないことが沢山あったということです。
Twitter が連投だらけになってしまうのですね。
一方で、Instagram で写真ばかりアップし続けるのも飽きていて、写真に文章を付けたいなと思ったことも理由の一つです。
そういう「文章を書くメディア」を探した結果として note を選びました。
一番、ポイントになったのは「簡単に始められるブログ」だと思った点です。ドメインもサーバーも用意する必要がなく、すぐに始められる点。
始めた頃は仕事をしていなかったから、月額〇〇円とかいうのはできるだけ避けたかったのです。
また、ブログサービスのような広告が入らないことや、他のユーザーの記事がカテゴリやキーワード別に見られることなどもポイントになりました。
ここなら色々な情報に触れられるし、自分の記事も読んでもらえるのでは?と感じました。
note の効用
最初の頃と、数ヶ月運用した後と1年以上経った今では、受け止め方も違うと思いますが、いま振り返ると次のような効用がありました。
考えをまとめられる(思考)
自分の進んでいく過程を確認できる(日記)
みんなが考えていることや経緯が分かる(コミュニティ)
これらのことを噛みしめながら文章を書き進めていった結果として、開始から8ヶ月目にWebライターになることができました。
それから1年以上経った今でも、同じ仕事を続けています。
このような過程は、今までの自分の人生にはありませんでした。
だいたい、日記というものを書かない人でした。
歴史上の偉人がよく日記を書いていると思いますが、何かをしようと考えいている人が、自分の思いや行動を記録して振り返ったり改善したりするのに、日記はとても良い手段だと思います。
でも、ただ書くだけだと本当に「自分だけ」の胸のうちになってしまうから、公開して誰かに読んでもらう方がより励みになるのですね。
また note の人々は「読む」ことを厭わない人々で、誠実な人が多い印象です。そういう点も、note の効用として挙げられるでしょう。
プロフィール(アイデンティティ)を作るための過程
個人的には、始めた頃は仕事がなくて肩書きもなくて、それ以前にやっていた Twitter では変なプロフィールを書いていて、かつての仕事の先輩をフォローしてブロックされたりしました💦
その経験から、プロフィールはちゃんと書かないといけないなと思い、note にもプロフィールを書くことにしました。
プロフィールは一回書いて終わりではなく、日々の日記を書いていくなかで出てきた発想やよいアイデアを反映させてブラッシュアップすることが必要だと思います。
非常に内面的な問題ですが、日記を書くことはプロフィールの精度や質を上げることに寄与すると思います。
質とは「本質」のことです。
最初は色々書きたいことがあるからごちゃごちゃと要らないことまで書いてしまいますが、次第に洗練されてきて、必要なことや自分のありのままを書き出すことができるようになってきます。
プロフィールが完成したときに、日記には一応の区切りがつくような気もします。
おわりに
note を活かすも殺すも自分次第ですが、日記としての活用を、僕はおすすめしたいと思います。
何かを始めるため
見通せない世の中を歩くため
note を活かすという方法があると思います。