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#ビジネス

「モノ」は「コミュニケーション」のためのツールになっていく

「モノ」は「コミュニケーション」のためのツールになっていく

小売の世界にいると、「モノからコトへ」は耳にタコができるほどよく聞くフレーズです。

人はモノを買わなくなっている。

それは半分真実だけれど、半分は誤った認識だと私は思っています。

昨日1日を思い出してみて、モノを一切買わなかった人はほぼいないはずです。

何かしら食べるものだって買ったはずだし、無くなりそうな消耗品を買い足したり、あの人がおすすめしていた本をAmazonで買ったり。

洋服や

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「服育」の重要性

「服育」の重要性

先週から大きな話題になっている泰明小学校のアルマーニ制服の一件。

個人的には、ここまでバッシングされることに驚きが隠せませんでした。

今回の一件に関しては様々な立場から多様な意見はあると思いますが、ラグジュアリーブランドのフロアからキャリアをスタートさせた私としては、日本人にとってラグジュアリーブランドのロゴはいまだに「自分の権威を誇示するためのツール」であり、「享楽的軽薄なもの」というイメー

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責任とは、説明しつづけること

責任とは、説明しつづけること

「リーダーとは責任をとる者」という表現は、あらゆるところで目にします。

しかし、具体的に「責任をとる」とはどういうことなのでしょうか。

私はこれまでずっと、非難を正面から受け止めることだと思ってきました。

上のせいにも下のせいにもせず、自分の誤りのせいで起きたことだと自覚し、頭をさげることだと。

でも最近、ただ自分が悪いというだけでは不十分なのではないかと思うようになりました。

例えば、

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高齢化する社会と、「過ごす店舗」のビジネスモデル

高齢化する社会と、「過ごす店舗」のビジネスモデル

先日開催したNewsPicksアカデミアのイベント「新・小売概論〜“ZOZOSUIT以降“の実店舗の未来」の最後の方で、今後渋谷にオープン予定の商業施設についての話題がでました。

そこで60代以上をターゲットにした施設が作られる予定という話を聞いたのですが、たしかに今後高齢者向けの店舗は需要が大きく伸びていくはずです。

高齢化によるターゲット層の人口増は当然ですが、さらに暇を持て余して「居場所

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コミュニティに必要なものを「同時性」の観点から整理する。

コミュニティに必要なものを「同時性」の観点から整理する。

昨晩、BOOK LAB TOKYOのオーナーイベントを開催しました。

今回はそれぞれに「2018年に読んでほしい本」をセレクトしてもらい、中身がわからないようにラッピングした上で、何の本かわからないようにプレゼンし、それを聞いて各自欲しい本を選ぶということをやってみました。

▲ほしいものを「せーの」で指差した瞬間。かなり綺麗に別れて、それぞれほしい本をゲットできたみたいでよかった!

みなさん

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岡崎体育さんのファンクラブから見る「フェア」と「平等」の違い

岡崎体育さんのファンクラブから見る「フェア」と「平等」の違い

今日のnoteは、本当は別のテーマで書く予定だったのですが、岡崎体育さんのファンクラブ騒動が自分の中で最近考えていたことを象徴するものだったので、自分の理解の整理のために筆をとってみました。

まず、岡崎体育さんのファンクラブ騒動とは、「bitfan」というサービスを使った新しいファンクラブシステムが発表されたことが発端でした。

参考:ファンの熱量を可視化するサービス「bitfan」第一弾アーテ

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