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#143 -貴重な貴重な「寂とした」草むしりの時間

経験者は語る。田舎は静かではない。

なんでかって?

夜は虫やら生き物が大合唱を披露するし、
昼間は誰かがどこかで何かの作業をしている。(マシーンを使った)

日中、2時間まるまる寂とすることなんて滅多にない。

特に夏は芝刈り機もマシーンリストに加わって、
誰かが刈り終わったかと思うと、誰かが別のところで使いだす。
そんな誰かが終わったあとは自分が電気工具を使いだす。

あぁ、田舎が静かだなんて誰が言った・・・・(多分誰も言ってない。あくまでも都会の人間が勝手に想像した理想の田舎像の所為だろう)

そんな田舎でも唯一「寂」を感じられる時間がある。


早朝


朝っぱらから重機を使う人はいない。

マシーンの音も聞こえない。

子どもも寝ている。

蚊も少ない。


そう。この早朝の時間がスイートスポットなのだ。


その貴重な時間にする畑の草むしり(雑草駆除)はスゴくいい。

リゾート地の浜辺でヨガをするくらいの瞑想感がある。

あれ?幸せのハードルが結構さがってね??

いや、でも本気で早朝の庭でのこの作業はすごく落ち着く。

空気もしっとりで日差しも柔らかい。

野菜や果物の成長を確認しつつ、雑草をつみながらあれやこれやと頭の中を整理したり、新たなアイディアを練ったり、noteに何書こうかなー?と考えたり、そういった思考に使う時間にはもってこい。

特に4歳と6歳のやんちゃ娘がいる身としてはどちらかが起きた瞬間から「寂」はおろか、「静」さえもまともに感じられない。「騒」の文字がぴったり。目に入れても痛くないほど可愛い。心からそう思う。

が、

そうは言っても静かな自分だけの時間は絶対に絶対に必要な人間なので、その時間を確保することには結構な努力をする。

朝が平穏に始まるとなぜか一日がうまくいく気がする。

珈琲もおいしく淹れられる気がする。

満員電車に揺られて通勤するような人生だけは死んでもゴメンだ。と心から誓った若かりしころ。今の所うまくやれてる。

今、サラダの森が出来上がっている。子どもたちにも勧めるが葉っぱ系はムード次第な感が強い。まとめて収穫はせずに大きな葉からどんどん収穫していく方法をとっている。

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せめてこれから9月くらいまではサラダ菜自給率は100%目指したい。


たまに作業に没頭して時間を忘れ、子どもが起きてきて庭に来ることがよくある。

え、もうそんな時間?

庭にいると時間が過ぎる速度が増す気がする。。

わずかな独りの時間、今日はおしまい。

ズボンの裾が草露に触れ若干濡れている。


さぁまた日差しが少し強くなってきた。

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たろう@エストニア暮らし
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