マガジンのカバー画像

光のお話

36
光(X線)に関する記事
運営しているクリエイター

#とは

【シュリーレン現象】一度は見たことあるけれど名前は知らないあのモヤモヤ

真水と砂糖水を混ぜたときに透明の液体の中にモヤモヤしたものを見たことがある人は多いのでは…

有名じゃないけど大事なX線センサー

以前、私たちの身の回りにあるPCやスマホに使われる有名なセンサーとしてCCDとCMOSセンサーを…

光を自由に曲げるGRINレンズとは

みなさんは虫眼鏡を使って火を起こしたことがありますか? 虫眼鏡、つまりレンズといえば光を…

【1分で読めるミニ記事】投影機って何がすごいの?

みなさんは物のサイズ(寸法)を知りたいときはどうやって測りますか? きっと定規を使ったり…

【X線CT】体を輪切りにして調べる技術

最近、VRやARといったバーチャル空間に没入したり、現実世界に投影するタイプのコンテンツが増…

3分でわかる分光光度計(UV-Vis)

色というと、リンゴは赤いとか牛乳は白いといった感じで私たちは感覚的に理解できます。 しか…

3分でわかる動的光散乱法(DLS)

動的光散乱法(DLS)と聞いて、わかるわかるという人はほとんどいないのではないでしょうか? この手法は光を使ってナノの世界を覗き見る、研究ではなくてはならない測定装置の1つです。 以前、流体力学的径という専門用語を簡単に説明してみるという記事を書きましたが、今回はそれと非常に関係の深い動的光散乱法の紹介です。 良かったら、こちらもご覧ください 動的光散乱法とは主に、(光学)顕微鏡では見ることができないような小さな微粒子の大きさを調べることができる測定装置です。 何度

3分でわかるX線小角散乱:忘れられたディメンジョンを攻略せよ

X線小角散乱といって、あ~わかる、わかるとなる人はほとんどいないでしょう。 それぐらい一…

フォトニックストップバンドとは【1分で読めるミニ記事】

フォトニックストップバンドという言葉をネットで調べていた時に全然出てこなかったので、備忘…

屈折率がゼロになる人知を超えたメタマテリアル:NZI材料とは

自然界に存在しない特性を持つ材料のことをメタマテリアルといいます。 このメタマテリアルは…

プラズモニック結晶:プラズマを操り光の限界を超える

プラズマというとオーロラとか雷とかを思い浮かべるかもしれませんが、実はもっと身近なところ…

誘電率って何なんだ?~高校物理の実はとっても奥が深い話~

みなさん、誘電率って知っていますか?理系の人間なら当然知ってることでしょう。 理系でなけ…

骨の構造は意外と乱れている

骨(象牙やエナメル)は動物がつくる結晶で、バイオミネラルなどと呼ばれることがあります。 …

X線を使って骨の内部構造を可視化する

概要今回紹介するのはX線小角散乱法(SAXS)とテンソルトモグラフィーを組み合わせて骨の繊維構造を可視化する論文です。 骨は無数の繊維が向きをそろえて並んで(配向)おり、その微細な構造が骨の強度に影響することが知られています。この繊維の向きを知ることができれば、骨のような軽くて強い材料を人工的に作れるようになります。 Nanostructure surveys of macroscopic specimens by small-angle scattering tens