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朝鮮半島・満洲史を追う(14)〜満洲事変(3)
間が空きました。読んでいる書籍が濃密で複雑で消化し切れないのです。
学術書のような書き方で、主観がほとんどなく事実が淡々と述べられています。丹念に読み込むのに適した書籍で、ざっと斜め読みできる代物ではありません。
ここでいろいろ考えましたね。複雑な事象を簡単に理解しようとするから著者の思想や思惑が入り込んでしまう。「戦闘が起こった」だけだとその背景がわからないので、1という背景があった、2もあ
朝鮮半島・満洲史を追う(13)〜満洲事変(2)
思わぬアクセス数に気を良くしてしばらく続けることにしました。
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高校の教科書には、日本が大陸進出の足掛かりとして自作自演の満洲事変を起こして日中戦争(支那事変)から太平洋戦争へのきっかけとなった、的なことしか書いてないが、これは印象操作の感じが強い気がします。もっと世界史の大きな流れで日中・日米戦争を捉えてみたい、と思う人は多いはず。
幕末・開国まで遡ると、当時はオスマン帝国、ペルシャ
朝鮮半島・満洲史を追う(12)〜満洲事変
ここではYouTubeの教材を貼っておきます。
筆者の力量不足で要約できません。あしからず。
朝鮮半島・満洲史を追う(11)〜学習経過
当初は朝鮮半島史を追うつもりが満洲を追わないとわからなくなり更に欧州の近代史を追い、と段々収集がつかなくなってきたので再びリセット、満洲史に戻ることにしました。
今の筆者の頭の中はこんな感じ。
1. 明治維新後、清国と国交を持つようになった。これが近代以降満洲地区との付き合いの最初(高句麗とか渤海とか古代は端折る)
2. 日清戦争後、ロシアが満洲を占領、日露戦争になる
3. 日露戦争後、日本が
朝鮮半島・満洲史を追う(10)〜歴史解釈の歪み
タイトルは最近痛感していることです。例を挙げると
朝鮮を脅して(砲艦外交)不平等条約を押し付けた前振りが抜けてます。まずは政権交代の挨拶に訪問した使節を無礼な態度で追い返したところから話を始めるべきではないでしょうか。
また、日朝間が不平等条約を結んだ(1876)のは、日清間が既に対等な条約(1871)を結んでおり、当時朝鮮は清国の属国だったからでしょう。
ペリーらが来航して鎖国を解き開国し
朝鮮半島・満洲史を追う(9)〜大局観を養う
朝鮮半島の歴史を追っているだけでは事件が起きた背景が見えず物足りなさを感じ、清国・満洲史を追い始めて、更に当時の特に欧州の様子も把握しておきたくなりました。手っ取り早く掴むために適当な教材を紹介します。
日本史で近現代史を勉強しようとするとペリー来航から始まる教材がほとんどで、なんだかよその惑星から宇宙人が唐突にやってきたような印象を受けますが、この教材では日本人と西洋人との出会い、つまりポルト
朝鮮半島・満洲史を追う(8)〜朝鮮半島と満洲の関係
亡父が日本統治下の朝鮮半島で生まれ、母が幼少の頃敗戦まで満洲に暮らしていたのが朝鮮半島と満洲の歴史学習を始めたきっかけと申しました。しかしこの地域には古代から密接な関係があるのです。下の動画をご覧ください。
朝鮮の統一王朝には
7−10世紀の新羅
10−14世紀の高麗
14−20世紀の李氏朝鮮
がありますが、それぞれの支配者の出自は
新羅=統一者:文武王は韓人(中国は唐時代)ですが、
高麗
朝鮮半島・満洲史を追う(7)〜ここまでの筆者の印象
歴史的事実と、著者・自分の推測や考えをできる限り分けたい、と思って学習を進めてきました。ところが事実だけを並べてみても大きな流れが見えてきません。そこには当時の国や人を動かしたであろう思惑や思想をある程度想定しないと理解が進まないと痛感しています。そこで今回は筆者の考え・印象・推測等を交えながら流れを書いてみることにします。
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アヘン戦争、明治維新後、第二次大戦終戦に至るまでの流れを整理
朝鮮半島・満洲史を追う(5)
なかなか学習が進みませんが、今までの歴史学習の変遷を辿ると
1. 北朝鮮が政権交代して軍事挑発を始めた頃、世界がどうなって行くかに興味を引かれた→学生時代に興味が持てず不得意だった歴史を勉強しなおそうと一念発起する
2. 世界史、日本史の書籍を漁るが何か物足りなさを感じるのは何故なのかを色々考える→古代から近世は現代との繋がりが薄く、これは趣味や学者の世界だと痛感した→ビジネスマンたる自分が注
朝鮮半島・満洲史を追う(4)
前回の続きになります。
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朝鮮半島・満洲史を追っていると、今現在外国の、しかも過去の事象なので、事実だっかどうか疑わしいことも多々あり、また現在の政治的立場に影響されて主張する人々もいたり、なかなか真に迫るのが難しいジャンルだと感じています。
学習を始めて思ったのは、歴史認識にはレベルがあると言うこと。
1. 歴史的事実背景やきっかけなどは脇に置いて、ただ客観的に起きたことだけを追う
朝鮮半島・満洲史を追う(3)
まだまだ勉強中なので講釈たれるような見識はないのですが、歴史の初学者向けに一言、忠告しておきたいことがあります。
現代社会の常識・通念を当てはめて過去を見たり善悪を判断していては本質が見えなくなる過去正義だったものが現代では否定されることは多々あります。例えば身分制度は社会を安定させるために必要だったからそうしていたわけで、その当時に合わせた秩序を模索した結果だったわけです。中華秩序、属国関係、
朝鮮半島・満洲史を追う(2)〜満洲史の概略(1)
朝鮮半島と満洲を一体として歴史を追いたいのですが、年表に両方の出来事を入れるとごちゃごちゃして流れが見えなくなるので、どう整理するのがベターなのか試行錯誤しているところです。
前回は朝鮮半島史を、明治政府が開国を迫ってから併合するまで、を時系列に記述しました。
今回は「満洲史の真実」宮脇淳子著 を参考にして満洲史を同じように書いてみることにします。
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まず書き初めは、満洲(当時の清国
朝鮮半島・満洲史を追う(1)〜朝鮮半島史の概略
あれこれ能書きが多くなりました。現状、中華人民共和国、大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国がそれぞれ勝手に自分たちの歴史を語って(騙って)いるので、まずは政治信条を抜きにして事実だけを並べることにします。「韓国併合への道 完全版」を参考にしました。スタートは日本の幕末にします。
【清国(李朝)ー江戸末期】(-1868)()は属国を示します。日本で明治維新が起きて李朝との関係に変化が生じます。
【清