朝鮮半島・満洲史を追う(4)

前回の続きになります。

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朝鮮半島・満洲史を追っていると、今現在外国の、しかも過去の事象なので、事実だっかどうか疑わしいことも多々あり、また現在の政治的立場に影響されて主張する人々もいたり、なかなか真に迫るのが難しいジャンルだと感じています。

学習を始めて思ったのは、歴史認識にはレベルがあると言うこと。

1. 歴史的事実

背景やきっかけなどは脇に置いて、ただ客観的に起きたことだけを追うレベルです。年号だけ覚えさせられた学生時代を思い出します。

2. 時代背景や人物の生い立ち、置かれた環境、思想信条にまで立ち入る

ここまで踏み込まないと過去に興味が持てません。ただし、過去には戻れないし、過去の他人の思想など想像でしかないので、どこまで客観的に迫れるか、が問題だと思います。

歴史解釈の問題と正しい接し方、そして筆者のスタンスを述べます。

2-1. 歪曲

客観的に起きた事実を現在の価値観に合わせるなどすることです。例えば、日韓併合は植民地だったのかとか、従軍慰安婦や徴用工などは本人の意思に反して連行した事実があったのかどうかで解釈が変わってきます。

2-2. 捏造

そもそもなかった(かもしれない)事実を事実だと断定することです。戦時中に起きた多くの虐殺事件がそれに当たるでしょう。私には事実かどうかを判定する手段がないので、あったなかったのどちらの立場も取りません。触れるとすれば「あったと言われている」くらいでしょう。

2-3. 事実と想像を分け、意見には両論併記する

客観的に迫ろうにも史料はないし(確認できない、正しさを保証できない)、現在の政治信条に左右される想像だけで物事を判断するのは危険です。そこでできる限り真に迫るには、事実と想像することを分けること、そして意見を述べるなら反対意見も併記する、必要があると思っています。

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ここで改めて私の歴史認識へのスタンスを改めて明確にしておきますと

過去に起きたありのままの事実を知りたい

理系脳がそうさせます。私は今の時点で何の政治的団体にも所属してないし、そもそも基礎知識が中学・高校レベルで止まっており、そのレベルの復習から始めているので、そんな初学者の段階で極端に偏った色眼鏡で見たくないと言うことです。初級レベルの知識を一通り仕入れてから自分なりの解釈を加えることはあるかもしれませんが。

歴史の解釈や未来への提言は、一通りの知識を得て、今置かれている環境を塾考してから

にします。

今日はここまで


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