朝鮮半島・満洲史を追う(3)

まだまだ勉強中なので講釈たれるような見識はないのですが、歴史の初学者向けに一言、忠告しておきたいことがあります。

現代社会の常識・通念を当てはめて過去を見たり善悪を判断していては本質が見えなくなる

過去正義だったものが現代では否定されることは多々あります。例えば身分制度は社会を安定させるために必要だったからそうしていたわけで、その当時に合わせた秩序を模索した結果だったわけです。中華秩序、属国関係、傀儡政権、等々にも同じことが言えます。(台湾経営、日韓併合、満洲国、等々を念頭に置いてます)

朝鮮半島史、満洲史(中国史)を追っていて戸惑うのは、現状の「国家」をイメージして過去の領土や秩序を当てはめると無理があると言うことです。日本も近代化する前は各国の領主たちが徴税や裁判をしていたわけで、朝鮮半島も中国も近代化する前は似たような感じだと思わないといけません。清国は満洲、モンゴル、ウイグル、チベットをうまく統治していましたが辛亥革命があって最終的に中華人民共和国が成立するまでは日本の戦国時代みたいなもんです。

また、朝鮮半島は元々清の属国だったのが日本が開国・独立させたと思ったらロシアについたりするもんだから最終的に日本が併合したりと右往左往していた時期があったわけですね。その後の敗戦で日本が面倒見れなくなって東アジアはさらに混乱が続くわけです。

こんなごちゃごちゃした時代を追うのは困難だし自分に役に立つのかと思うこともありますが、ビジネスで市場の奪い合いをしている状態には類似性があるなと興味深いのも確かです。

勉強を続けます。今日はここまで。



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