朝鮮半島・満洲史を追う(11)〜学習経過

当初は朝鮮半島史を追うつもりが満洲を追わないとわからなくなり更に欧州の近代史を追い、と段々収集がつかなくなってきたので再びリセット、満洲史に戻ることにしました。

今の筆者の頭の中はこんな感じ。

1. 明治維新後、清国と国交を持つようになった。これが近代以降満洲地区との付き合いの最初(高句麗とか渤海とか古代は端折る)
2. 日清戦争後、ロシアが満洲を占領、日露戦争になる
3. 日露戦争後、日本が満洲を支配する
4. 清国が滅亡して満洲が周辺各国の草刈り場になる
5. ロシア革命、第一次世界大戦を経てソ連が満洲を占領する
6. 満洲事変を経て日本が満洲国を建設する
7. 第二次世界大戦終結間際、ソ連が満洲に侵攻する
8. 中華人民共和国が満洲地区を併合する←ここらへんの経緯を知らない

※記述の誤りや不正確なところは追々修正します。

この流れをわかりにくくしている理由をあれこれ考えるに

1. 元来民族の名前だった「満洲」がいつの間にか地域の名前になり、その地域に住む人間を「満洲人」と称するようになった。当時満洲には満人、漢人、朝鮮人、モンゴル人、ロシア人が住んでおり、そこに日本人が入植したらしい
2. 関係する(した)民族・国家が多い。満洲人、漢人、モンゴル人、ロシア人、日本人、(日本人になった元)朝鮮人等々
3. 国境が固定してない(島国育ちでは想像できない)
4. 更に国家体制(権力者)が交代、分裂し、前政権が約束したことは守らない

特に4。日本は古代から日本だし、明治維新後現在まで政権が継承されて行きますが(与党は変わっても外国から見れば日本は日本)、清国は滅亡して崩壊し、中華民国(国民党)と共産党の闘争の後、前者は台湾に、後者は中華人民共和国になります。ロシアは革命後ソ連になって前政権の約束(秘密条款等)は反故にします。明治政府が江戸幕府時代に結んだ不平等条約を守って粘り強く交渉を続けた日本人って素晴らしいのかアホなのか。そうやって少しずつ日本国への信頼を築いてきたと言うことでしょう。最近の話でも民主党が対外的に約束したことは自民党がコツコツ丁寧に対応していると聞きますが、昔からのDNAなんですかね。

ここまでにしておきます。


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