■実践が導く思索が見ないフリしたものを炙り出す―『ぼくはウーバーでねん挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』
売れていたり、話題だったりしても
自分には縁遠い気がして
手に取れない本があります。
私にとって
『人新世の「資本論」』がそうでした。
トライしようと、書店で何度か
実際に手に取ってみたのですが
そのたびに、しっくりこなくて
そっと棚に返していたのです。
今回、読んだのは
その筆者である斎藤幸平さんの新刊です。
『人新世の…』を読む準備運動ではありませんが
気軽に読めそうなものが出ていたので
購入してみたのでした。
■『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた