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■気持ちをざわつかせる言葉たち―『今日拾った言葉たち』

その昔、院浪をしていたころ、
私は、自分を説明するための「肩書き」
持っていませんでした。
そのときの寄る辺のなさ
ずいぶん時間の経った今思い出しても
ちょっと強めのしんどさが
ズンっとココロにのしかかってくるほど
重く、圧の大きいものでした。

そして、
そのとき感じていたしんどさや寄る辺のなさにも
ちゃんと理由のあること
を教えてくれたのが
こちらの本です。


■『今日拾った言葉たち』

□武田砂鉄
□暮しの手帖社
□2022年10月初版
□1700円+tax

わざわざ言わなくても、と
思うかもしれないけれど
これ、わざわざ言わないと大変なことになる。

気鋭のライターが、
心の網にかかった言葉を拾い上げ
その裏に隠れた本質に
根気よく迫る社会批評集。

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1,764字
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