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■「ありたい私」で生きてくこと―『正々堂々』
ちょっとだけかなしい思い出から。
私は三姉妹の長女です。
うちの末っ子さんは
大きな病気をしたこともあり
それはそれはかわいがられて育ちました。
毎日のように
「かわいいねぇ」と言われている妹。
歳が離れた長女であり、
しっかり者であることを求められた私は
そんな妹が羨ましくて仕方なかったのです。
でも、ある日。
幼かった私は意を決して母に尋ねました。
「えりちゃんもかわいい?」って。
そしたら。
ちょっとした沈黙のあと
「えりちゃんは…まぁ愛嬌はあるよね」
苦笑いしながら、母はそう答えたのです。
いくら察しの悪い私でも秒で理解します、
「あ、私はかわいくないんだ」って。
その言葉はその後、
呪いのように私を縛り上げました。
私はかわいくない。
私はかわいくない。
私はかわいくない。
だから、それから
スカートを履くのも止めたし、
髪型も一つ覚えのポニテのみ、
大きくなってからも、メイクしない。
心の奥底では
かわいくなりたくて仕方なかったのに
何をしたって、どうせ私はかわいくないと
呪文のように唱えていた私は
暗黒の時代を長らく過ごしたのです。
そして、ようやく
私がこの呪縛から逃れたのは
ここ数年の話。
どんだけ強力な呪いを
自分にかけてたんだと笑うしかなく(笑)
そんな呪いを苦笑いと共に
思い出したのがコチラの本です。
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■『正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ』
□ハイヒールをはいたお坊さん 西村宏堂
□サンマーク出版
□2020年7月初版
□1300年+tax
LGBTQで、僧侶で
メイクアップアーティストの西村宏堂さんが
ご自身の経験を交えながら
自分を大事にする生き方を説く本です。
1章 私の人生は私が決める
2章 自分が変わったから味方が現れた
3章 自分を苦しめる「常識」を書き換えてみた
4章 自分が好きになれる自分にアップデート
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