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■自分の「好き」をまっすぐに放つ―『寝ても覚めてもアザラシ救助隊』

ぼんやりと本を眺めながら
書店をふらふらしていると
時折、本と「目が合う」感覚があります。
事前知識も、何もないのに
ただその本と「目が合う」。
目が合ってしまう。

そして、それを手に取ると
紙の感触や、書籍の持つ重みが
しっくりきっちり馴染んでいる。

そういう本は「買い」です

間違いなく面白い。
中をパラパラ見るとかしなくても
絶対に面白いと分かる。
何より、視覚、触覚、嗅覚、聴覚が
「これは絶対、今買っとけ」と教えてくれる本。

今日ご紹介する本とは
そんな風にして出合ったのです。
そして、その勘は完璧に「アタリ」でした。


■『寝ても覚めてもアザラシ救助隊』について

□岡崎雅子
□実業之日本社
□2022年6月初版
□1500円+tax

「アザラシが好きだ」。
本書の内容を一言で表すと、この一文に尽きる

と冒頭にある通り、
筆者のアザラシ大好きビームを
全力で乱反射させて出来上がった
のが
本書です。

いや、マジで。

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