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【えりた書店】

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元書店員で、雑食系活字中毒者のえりたが「おもしろい!」「好きだ!」と思った本をジャンル問わずにご紹介。売れ筋の本も、ひっそり輝く本もステキポイントをずっしり掴んで書いていきます。…
一か月で10本の書評を放り込みます。記事単体では300円ですから、マガジンの方が絶対にお得。また、…
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2022年3月の記事一覧

■理由は遠くつながっている―『プーチンの国家戦略 岐路に立つ「強国」ロシア』

こんばんは。えりたです。 本日は読書日記です。 『プーチンの国家戦略 岐路に立つ「強国」ロシア』 ■小泉悠 ■東京堂出版 ■ISBN 9784490209501 ■2200円+tax 本書の内容は「あとがき」に書かれた この文章が端的に示しています。 本書は こうした「ロシアの内在的な論理」を ロシアの軍事力という視点から 分かりやすく論じたものです。 本書を読みながら 強く印象に残ったことがあります。 それは。

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■果てしない想像力の破壊力―電撃文庫『タマとられちゃったよおおおぉ』

こんばんは。えりたです。 本日もラノベのお話。 『タマとられちゃったよおおおぉ』 ■陸道烈夏 ■電撃文庫(KADOKAWA) ■ISBN 9784049141474 ■640円+tax ものっそいインパクトを感じる タイトルですが(笑) 内容はこんな感じ。 読んでいると、 わりと昭和な抗争感あふれる場面が 何度も描かれています。 それこそ、 映画「孤狼の血」などで 交わされていたような なかなかにどぎつい台詞も 平気で飛び交いますし よく考えると(考えなくても) 相当に

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■狂おしく求める―『七つの魔剣が支配する』

えりたです。 本日はラノベのご紹介です。 『七つの魔剣が支配する』 ■宇野朴人 ■Ⅰ~Ⅸ(以下続刊) ■電撃文庫(KADOKAWA) Amazonでの紹介文を引用します。 『七つの魔剣が支配する』は 魔法学校の名門キンバリーを舞台とした物語です。 主人公はオリバー=ホーン。 彼はとある目的を果たすために この学校へ入学します。

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■反抗と祈りと―『エンド・オブ・アルカディア』

こんばんは。 えりたです。 本日はコチラの書籍のご紹介です。 『エンド・オブ・アルカディア』 ■蒼井祐人 ■KADOKAWA 電撃文庫 ■ISBN 9784049142204 ■660円+tax こちらは 第28回電撃小説大賞金賞受賞作です。 発売前に、あれこれなご縁で ゲラをいただいてました。 でも。 最初の方を読んだ段階で かなり好きな世界観だと感じたので 途中でゲラを読むのを辞めて 「書籍」の形になるのを待ちました。 で、満を持しての3月10日。 今月の新刊として

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■迷い惑ってこその思春期―『思春期、内科外来に迷い込む』

えりたです。 本日は、まだ途中読みではありますが コチラの書籍の感想です。 『思春期、内科外来に迷い込む』 ■國松淳和・尾久守侑 ■中外医学社 ■ISBN 9784498020986 ■2800円+tax コチラの本はどう見ても ゴリゴリの「医療従事者」向けです。 そして、もちろん 私は医学のイの字も分からない 一介の活字中毒(重度/雑食系)。 なので。 正直、 この本の指し示す真意とか極意とか 深いところにある面白さとかは ほぼ汲み取れていません。 でも。 読んで

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■知らずに読むことの愉悦―『プロジェクト・ヘイル・メアリー』

こんにちは。 えりたです。 本日はコチラの小説のご紹介です。 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』 ■アンディ・ウィアー ■小野田和子 訳 ■早川書房 ■ISBN 9784152100702 ■1800円+tax 「小説のご紹介」と書きましたが コチラの小説は 何も知識のない状態で読むのが いちばんおもしろい、との前評判で。 私もそれを実践したのですが。 まさにその通りなんです。 ・・・ この作品を知ったのは 確かヤンデル先生のtweetが きっかけでした。

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■よく生きるということ―『ぼくとがんの7年』

こんにちは。えりたです。 昨日読み終えたコチラの本の感想です。 『ぼくとがんの7年』 ■松永正訓 著 ■医学書院 ■ISBN 9784260049269 ■1800円+tax まずは、帯にある文言を引用します。 小児がん外科医である筆者が ある日突然、膀胱がんに罹ります。 そう。 診る側=医師が 不意に「診られる側」=患者に なってしまったのです。 本書は、 その時々の筆者自身の 身体的な変化、痛みの様子、 診断から手術、術後のことまで 時系列に語ります。

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■どんな仕事でも新人あるあるはつながってる―『新人ナースあるあるの森』

こんにちは。 初心者書店員えりたです。 今朝、コチラの本を読み終えました。 『新人ナースあるあるの森』 ■「ある森」委員会 feat.Nバク&ヤンデル編 ■日本看護協会出版会 ■ISBN 9784818023895 ■1500円+tax この帯文が、本書の内容を 余すところなく伝えています。 具体的に見て行きましょう。

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■象の隣で眠る―『「帝国」ロシアの地政学』②

先日、前半部分の感想を書きましたが ようやく読み終えました、コチラ。 小泉悠 『「帝国」ロシアの地政学  「勢力圏」で読むユーラシア戦略』 東京堂出版/2400円+tax いやぁ、面白かった! というか、 日本という、四方八方を海に囲まれ 大陸の端にぺろっとくっついてるような 地勢に生まれ育った自分には 言われなければ、 意識しなければ、 「ロシア」の持つ焦燥感や大国観は 理解できないし、 想像も及ばないものなのだと痛感しました。 いや、だって。 ロシアって。 四方八方

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■ 前提がまるで異なる人を理解するということ―『「帝国」ロシアの地政学』①

今、起きていることを どうにかこうにか理解したくて。 理解するための取っ掛かりが欲しくて。 こちらの本を読み始めました。 小泉悠 『「帝国」ロシアの地政学』 東京堂出版 ISBN 9784490210132 本体価格 2400円(+tax) まだ、読んでいる途中なのですが それでも目から鱗が落ちすぎて 足元が煌めくほどに、学ぶところの多い本です。 たとえば。

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■自分のこころが迷子になっていたことを知る―『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』

えりたです。 本日は読書日記です。 『なんでも見つかる夜に、 こころだけが見つからない』 ■東畑開人 ■新潮社 ■ISBN 9784103544913 ■1600円+tax コチラの本はこんな内容です。 生きていると いろいろな惑いや迷いが生じます。 もちろん、 絶好調に楽しい時もありますが、 地獄の方が まだマシじゃないかと思うほど 苦しくて悲しいときも やっぱりあります。 そんなときどきの 心のありようを架空の物語で描き出し、 そこに「7つの補助線」を引くことで

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