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■果てしない想像力の破壊力―電撃文庫『タマとられちゃったよおおおぉ』

こんばんは。えりたです。
本日もラノベのお話。

『タマとられちゃったよおおおぉ』
■陸道烈夏
■電撃文庫(KADOKAWA)
■ISBN 9784049141474
■640円+tax

ものっそいインパクトを感じる
タイトルですが(笑)
内容はこんな感じ。

笹川スイレン。
金色に輝くツインテールと、
胸に抱くウサギさんぬいぐるみが
チャーミングな可愛らしい幼女。
その真の姿はヤクザの元・組長(45歳)。
そして同居する仮初の兄・笹川惣次こそ、
2年前にスイレンをこんな姿にした謎の剣士。
人呼んで狼面の番狼(バンロウ)!

守るべき者のため、
兄(高校生)と妹(元・組長)が
蔓延る悪を討つ。
最強凸凹コンビの任侠サスペンス!

『タマとられちゃったよおおおぉ』表紙より引用

読んでいると、
わりと昭和な抗争感あふれる場面が
何度も描かれています。
それこそ、
映画「孤狼の血」などで
交わされていたような
なかなかにどぎつい台詞も
平気で飛び交いますし
よく考えると(考えなくても)
相当にえげつない場面なども
しっかり描写されるんです。

駄菓子菓子。

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