まつおえりこ

会社員。ソムリエ、チーズプロフェッショナル。ライフワークは、お酒を通じて人の可能性を引き出すことです。

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noteを始める理由。それは勝利の女神にまつわる2つの人生の法則から。

みなさま、はじめまして。まずはnoteを始める理由を。 私が生まれた1969年は、団塊ジュニアの前の世代で、受験もそこまで過当競争にならずに済み、就職もバブル崩壊直前で、近年過去最高といわれる今年の新卒求人倍率と同じくらいの売り手市場でした。時代的には恵まれた世代でしょう。 なのに、です。中学受験ではテストの手ごたえは抜群だったのに落ちて、ギリギリのところで補欠通知があり入学。20歳の時に通った教習所では仮免と路上1回ずつ不合格。同世代の友人の倍の時間かかって取った運転免

    • 野菜の美味しさに驚き癒される。それは極上のエンターテイメントでした

      ここでお食事するためだけでも京都を訪れたい。 そう思えるレストランがあります。 京都駅前に位置するホテル、ザ・サウザンド 京都のイタリアンSCALAE。ここで愉しめる野菜をメインにしたコース「Plant Forward Kitchen(プラントフォワード キッチン)」。提供される野菜はスタッフの皆さんが畑に足を運び、農家さんと共に土づくりから収穫までに携わっているのだそう。 前方にキッチンが見える素敵なカウンター。カウンターに座ると視界が広くて心地よくて、思わず深呼吸。

      • ゆのはま100年キッチン「海とワイン」イベントレポート

        9月17日土曜日、夕陽を眺めながらの時間。8月26日にオープンしたばかりの、山形県鶴岡市「ゆのはま100年キッチン」でイベントがあり、2人の仲間と「海とワイン」をテーマにトークセッションしました。波音と潮風と景色と共に五感すべてで味わうワインとお料理を、地域の皆さんと楽しんだひと時は唯一無二の時間でした。 同じイベントはもうないのですが、同じワインとお料理、なによりも景色を楽しむことはできるので、トーク内容と共にお伝えしたいと思います。 ◆生涯ココの人・今ココの人・ココに

        • うどん県は、それだけじゃない魅力満載でした(7時間弾丸ツアーレポート)

          香川大学の「酒と食のマリアージュ」シンポジウム翌日、今回お世話になったY先生に無理を言って、飛行機に乗るまでの7時間、思う存分香川を満喫するコースをご案内いただきました。今もまだその余韻に浸れるほど。 8時に、高松駅近くのドーミーインを出発。向かうは、三豊市のうどん店「須崎食料品店」。香川県のうどん店で食べログNo.1のスコアを誇る名店です。オープンの9時に店の前に着いた時には100人は超える大行列。 えー2時間待ちくらいかな?と思ったら「まあこのくらいなら20分かな」と

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        noteを始める理由。それは勝利の女神にまつわる2つの人生の法則から。

          真のマリアージュとは?「かがわ 酒と食のマリアージュ」第3部 レポート

          9/3に行われた香川大学大学院地域マネジメント研究科主催のシンポジウムの第3部に参加しました。たくさんの学びがあったので、記憶が鮮明のうちに、自分勝手にまとめてみます。 私以外のパネリストは、香川の酒、食、観光のスペシャリストの皆さん。今回はファシリーテーターとして、こんな豪華な顔ぶれの中に座らせてもらうことに。 ◆そもそも、マリアージュって? 今回のシンポジウムのテーマは酒と食のマリアージュ。フランス語の「mariage」は、「結婚」「組合せ」を意味する言葉。この意味

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          岩手ガストロノミーツアーに行ってきました コラボディナー編

          東北の土地と人と食の魅力を堪能するツアーの最終訪問地は、北三陸の断崖絶壁の絶景に佇む、レストラン「ロレオール」。奥田シェフの親友、伊藤勝康シェフのお店です。こんなところにこんな素敵な場所が! と思える場所で、店内に入る前に、まずは感動の景色を堪能。この地で採れる食材がそのままいただける予感いっぱいです。 今回は伊藤シェフの呼びかけで、農水省料理マスターズ受賞の東北のシェフ達(伊藤シェフ、奥田シェフ、黒森シェフ、萩シェフ)、そして2011年に奥田シェフや伊藤シェフと被災地を回

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          岩手ガストロノミーツアーに行ってきました 牧場編

          日本の宝、庄内イタリアン「アルケッチャーノ」の奥田政行シェフ。まだまだ知られていない東北の食の魅力と美味しさを体感するツアーを企画してくださり、私も参加者として、岩手北三陸・田野畑へ出かけてきました。感動の体験でまた必ず訪れたいと思える土地でした。皆さんにもその魅力を伝えたく、2編に分けて。 一行は、八戸駅に集合。北三陸方面に向かうには八戸が一番アクセスが良いそうで。バスに乗り込むと、奥田シェフのバスガイドでツアーはスタート。 奥田さんの初恋は小学6年生の時の遠足で出会っ

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          人生にはバーが必要だ

          本当に久しぶりに、大好きなバーを訪れた。 銀座の名門「毛利BAR」が、2020年にオープンしたMORI BAR GRAN。東京タワーとスカイツリーが両方見える素敵なバー。 カウンターに座ると、和な乾き物と共に、透き通ったコンソメスープが出てくる。 あー、このスープはなんだか落ち着く。ほっとする。飲む前に胃を守る役目もありそう。 さあ今日は何にしよう。メニュー代わりの本をめくると、真っ白なジン・フィズが目に留まる。え、白いジン・フィズ? 白い理由を、バーテンダーが説明し

          人生にはバーが必要だ

          岩の原ワイン創業130周年記念トークセッション(第2部)

          続いて第2部をレポートしたい。youtubeでは1時間20分からスタートする。 第1部で岩の原ワインをつくった方々の末裔のみなさんによるトークセッションの中で、登壇者の方からこんな話があった。 マスカット・ベーリーAは栽培方法も、醸造方法も、もっと工夫すれば、もっと素晴らしいワインになれる可能性がある。また、川上善兵衛がつくった品種にはまだまだ埋もれているものがあると思っている。私たちはまだまだ、やれることがあるはずだ。 まだまだやれる。つまり、もっともっと美味しくなる

          岩の原ワイン創業130周年記念トークセッション(第2部)

          岩の原ワイン創業130周年記念トークセッションレポート(第1部)

          先週末の7月10日、岩の原葡萄園130周年記念セッションが新宿京王プラザホテルで行われた。私は第2部の企画進行に関わらせてもらったのだけど、未だに自分の中に残る余韻がとても熱く長いので、久しぶりに書き留めておこうと思う。 岩の原葡萄園は1890年に新潟県上越市の地で、川上善兵衛が創設したワイナリー。当時は、ワイン? なにそれ? という時代。そんな簡単に周りの賛同を得られるような状況ではなかったから、善兵衛の苦難は長く続く。 若かりし善兵衛にワインを教え、ワインへの思いを募

          岩の原ワイン創業130周年記念トークセッションレポート(第1部)

          極上チョコとカカオニブにワインを合わせてみました

          目を閉じて食べたくなる美味しさ。 それは、先日友人からお裾分けしてもらい食べた、ベネズエラ産のチョコとカカオニブのこと。普段食べているものとは別格だったんです。この美味しさ、どこからきてるのだろう? と思い、産地や品種のことを調べてみたら、美味しさの秘密がわかりました。私は今までチョコを食べる時、産地や品種のことなど、何も気にせず食べていたのです。 そのチョコとカカオニブのふるさとは、南米ベネズエラのカリブ海に面した小さな村、パタネモ村。この村でつくられる「クリオロ種」の

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          広がって欲しいな、フラワーバレンタイン。

          あれよあれよという間に、もう2月も半ば。去年まで必ず買っていた、義理チョコも自分チョコも買わずにバレンタインになっていた。 ああ、こんなはずじゃなかったのにな。年初は目標決めて意気込んでたのにな。このところ、何もかも受け身な私。なんとかして。 日曜日なのに、気分も晴れず、ぼーっと目が覚めたばかりの朝、宅急便がきた。受け取ると、それはとても軽いタンボール。 あ、お花だ。そうだ。今日はフラワーバレンタイン。ありがたいことに、お世話になっているお花業界に携わる人生の師から、時

          広がって欲しいな、フラワーバレンタイン。

          「ありがとう」に「ありがとう」

          昨日、娘とふたりで久しぶりに焼肉を食べに行きました。緊急事態宣言下だから、もちろん近場に、サクッと早い時間に。 久しぶりに食べた焼肉はやっぱり美味しくて、心も胃袋もとても満たされたのだけど、さらに感動してしまった出来事がありました。 お店の女子スタッフが、お会計が終わった後、出口付近までお見送りしてくれて。 その時、笑顔をいっぱいに、あるものを手渡されたんです。 「外、寒いですよね。もし良ければ、カイロ、お持ちになりませんか?」 そう、いただいたのは、カイロ。この季節

          「ありがとう」に「ありがとう」

          十勝チーズの魅力

          十勝といえば、国内で生産されるナチュラルチーズの3分の2がつくられているチーズ王国。あるチーズ教室のオンラインセミナーで、十勝で作られた7つのチーズを食べる機会がありました。どれもとても美味しかったので、備忘録のつもりで印象を書いていこうと思います。 ①十勝野フロマージュ「ベル・ネージュ」 フランス語で「美しい雪」の名の通り、真っ白でふわふわな白カビチーズ。フランスのチーズ「ブリアサバラン」みたい。口溶けはとってもなめらかで、とにかく優しくて。心地よい酸味があるので、軽めの

          十勝チーズの魅力

          今年やろうかと思う4つのこと

          ああ。今年もあっという間に20日が過ぎてしまいました。なんだか気持ちが前に進まない。時間がだらだらと流れてしまう。年初に「今年やることを書き出す!」と意気込んでたのに。 なので、書くことで少しずつ前に進みたくて、書きます。 コロナ禍の状況は、「だって仕方がないよ」って言い訳しやすい。でも。「仕方がない」って言って何もやらない、何も考えないでいると、なんだかつまらない。でも、気持ちが前に進まない。 で、その理由がやっとわかりました。これまでは「今やれること」を純粋にただや

          今年やろうかと思う4つのこと

          今年の抱負

          今年も始まりました。 去年の今頃は、こんな世の中になっているなんて思ってもいませんでしたよね。今までのルールや常識は通用しないことだらけ。 「コロナだから」を常に意識すると「仕方ないよね」が常につきまとい、考えたり行動したりすること全てが受け身にまわってしまったり、妥協につながってしまいそうなので、初心を忘れないよう、今年心がけていきたい「やる」「やらない」を書き出しておきたいと思います。 ◆2つの「やらない」 ブレない。急がない。 ◆2つの「やる」 伝える。伝わってい